10/2(木)開催、「トルクメン ジュエリー – 祈りの造形」――銀とカーネリアンに託された美意識と祈りのかたち
Sep 29, 2025 - NEWS
本展は、中央アジア南西部に位置しシルクロード交易の要所として栄えた、トルクメン(現トルクメニスタン)の装身具を取り上げる。世界でも希少性の高いトルクメンの装身具は、カーネリアン(紅玉髄)と銀の華やかな組み合わせ、重厚感のあるフォルム、文様に託された意味――身体を飾るだけでなく、財産であり、部族や立場のサインであり、災厄を遠ざけるお守りでもあった。砂漠の暮らしの中で育まれた美意識と祈りのかたちが、多面的なジュエリーとして浮かび上がる。

女性用護符入れ サルイク族 18世紀後期

ハート型背飾り テケ族 18世紀末あるいは19世紀初期
関連プログラムとして、学芸員によるギャラリートークや映像鑑賞会など、トルクメンの装身文化を体感できる企画も予定されている。
銀の輝きとカーネリアンの赤――そこに託された美意識と祈りに、間近で触れられる機会となる。
【開催情報】
展覧会名:「トルクメン ジュエリー – 祈りの造形」展
会期:2025年10月2日(木)~2026年4月3日(金)
会場:ポーラ文化研究所 化粧文化ギャラリー(東京都港区南青山2-5-17 ポーラ青山ビルディング1F)
開室日:木曜日・金曜日(木曜開催プログラム参加時は要事前予約、12月25日~1月9日、3月20日は休室)
休室日:12月25日~1月9日、3月20日
開室時間:11:00~17:00(最終入室16:30)
観覧料:無料
公式サイト:https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/gallery/
※各プログラムの詳細・申込はPeatix「ポーラ文化研究所」公式ページ(https://polabunken.peatix.com/)にて
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