“宇宙神楽”の世界をアートで体感、「Whatʼs Uchu Kagura?」がYOD GalleryとYOD Editionsで9/13(土)より開催
本展は、2025年6月に大阪・関西万博の白い能舞台で上演された現代アート・パフォーマンス《宇宙神楽》を中心に据えたもので、テオヘイズが自ら脚本・衣装・美術を手がけた舞台芸術と、その世界観を映し出す美術作品が交差する空間となる。
アーティストの言葉を借りれば、《宇宙神楽》とは「自分は宇宙の一部であることを体験する」ための行為であり、日本古来の自然観や霊性を現代の形式で祈りとして立ち上げたもの。
「木や水や風に意識があるとしたら、私たちのふるまいはどう映るのか」。そう問いかける本展には、生命の奥に広がる想像力を呼び起こすような作品群が並ぶ。具体美術協会・嶋本昭三氏に師事した作家として、1970年の大阪万博「具体美術まつり」へのオマージュも秘められており、新たな万博の時代にかつての創造の熱が静かに重ねられる。
展示されるのは、大型のペインティング《黒龍》《夢幻》や、映像作品《宇宙神楽|北辰》《宇宙神楽|星水》など。素材にはアクリルや土、隕石といった有機的・宇宙的な要素も組み込まれ、霊性と自然、宇宙との交感が可視化されていく。
また、会期初日にはYOD Editionsにてオープニングイベントも開催され、トークイベント「奉納演奏と現代アートについて」や津軽三味線のMini Liveも予定されている。
魂にそっと触れるような空間で、「宇宙の一部としての自分」に出会うひとときをぜひ体感してみてほしい。

タイトル: "宇宙神楽|星水 / Uchu Kagura Hoshimizu" 上映時間: 30分45秒 サイズ:プロジェクション作品 (スケーラブル) 素材・技法:4Kビデオ、カラー、サウンド有 制作年: 2025年
THEO HAZE(テオヘイズ)
神戸生まれの現代美術家。宝塚造形芸術大学卒業後、具体美術協会の嶋本昭三に師事。津軽三味線を学び、日本各地の聖地や祠で演奏を行う中で、鬼や八百万の神々の世界観に触れ、それを作品に投影している。宗教と美術の根底にある「精神の癒し」をテーマに、国内外で作品を発表。主な活動に、三輪大神神社や橿原神宮での奉納演奏、2025年大阪・関西万博での《宇宙神楽》総合監督などがある。
「Whatʼs Uchu Kagura?」
会期:2025年9月13日(土)〜2025年10月4日(土)
会場:
YOD Gallery(大阪市北区西天満4-8-7 千寿ビル2階)
YOD Editions(大阪市北区西天満4-5-2 老松ビル2F)
開廊時間:13:00〜19:00
休廊日:日曜・月曜
出展作家:THEO HAZE(テオヘイズ)
オープニングイベント:9月13日(土)17:00〜(YOD Editions)
・トークイベント「奉納演奏と現代アートについて」
・Mini Live
公式サイト
Instagram:@yodgallery