ノートブックがアートに変貌、Moleskine巡回展『Detour』、7/31(木)より大阪、9/10(水)より東京で開催

本展は、Moleskine Foundationが所蔵する1,600冊以上のアートノートブックから、その土地の文脈に沿って厳選された作品を紹介するもの。ノートブックは、描く、解体する、再構築するなどの創作プロセスを経て、時に彫刻的な立体作品へと昇華され、唯一無二のアートピースとして新たな命を宿している。
『Detour Osaka』は、2025年大阪・関西万博イタリア館にて7月31日(木)から8月23日(土)まで開催。日本とイタリアのクリエイターを中心に、世界各国のアーティストを含む68名が参加。日本からは伊東豊雄、隈研吾、佐藤オオキ、妹島和世、ホンマタカシらが、イタリアからはマッシミリアーノ・フクサス、フラヴィオ・アルバネーゼ、ジュリオ・ヤケッティらが名を連ねる。
さらに、大阪に縁ある塩田千春(パフォーマンス/インスタレーション)、コシノジュンコ(デザイナー)、VERDY(グラフィックアーティスト)、MuSuHi(アーティスト)、松崎陸(京藍染師)らの作品も展示。また、蜷川実花(写真家/映画監督/現代美術家)も本展に参加する。

加えて、モレスキンと大阪芸術大学による共同プロジェクト「Unleash Your Genius」によって生まれた学生のポスター作品も公開される予定で、創造性とテクノロジーが融合した新たな試みが注目を集めそうだ。
続く『Detour Tokyo』は、9月10日(水)から9月23日(火)まで、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて開催。キュレーターとして長谷川祐子とSKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)を迎え、ジャンルを超えた多数の日本人アーティストが集結する。
Moleskineが提案する「ペンを取り、紙に向かう」というごく日常的な行為が、個人の創造性を引き出し、社会に変化をもたらす可能性を持つ——。この展覧会では、ノートブックというシンプルなツールが放つ、無限の表現と可能性を目の当たりにすることになるだろう。
Detour Osaka:参加アーティスト⼀覧(あいうえお順):
アイダ・ムルネ/ ⻘⽊淳/ アントニオ・スカルポーニ/ アントニオ・マッラス/ 伊藤幸⼦/ 伊藤節&伊藤志信
/ 伊東豊雄/ ヴェドヴァマッツェイ/ VERDY / ウィリアム・ケントリッジ/ オウ・ニン/ 押井守 /オッフィチ
ナエ・エフェスティ / カテリーナ・ネッリ/ カルロ・スタンガ/ 川崎和男 / 喜多俊之/ キタイシンイチロウ/
隈研吾/ コシノジュンコ/ 塩⽥千春/ ジュリオ・イアケッティ/ ジョアナ・ヴァスコンセロス/ ジョエル・ア
ンドリアヌメアリソア/ ジョルジャ・ルーピ/ ダリア・アブデリラ・バーシャー/ ⻄沢⽴衛/ ニコラス・ロボ
/ 蜷川実花/ 原研哉/ パスカル・マルティーヌ・タヨウ/ ファビオ・オリオリ/ フェルナンド&ウンベルト・
カンパーナ/ フラヴィオ・アルバネーゼ/フランシス・グッドマン / フランシス・D・ケレ/ フォルマファンタ
ズマ(デザインスタジオ) / 深澤直⼈/ ポーラ・シェア/ 松崎陸/ 蜜川直貴 / 三宅信太郎/ MuSuHi / ムワン
ギ&フッター/ 森俊⼦/ モーリス・ペフラ/ ヤセル・アルハサン/ 吉本直貴/ リーブリ・フィンティ・クラン
デスティーニ/ レイチェル・マークス/ レンコントル・デュ・フィルム・クール・マダガスカル/ ロベルト・
クレア
開催情報
『Detour Osaka』
会場:2025大阪・関西万博 イタリア館
住所:〒554-0044 大阪府大阪市此花区夢洲東1丁目
会期:2025年7月31日(木)〜8月23日(土)
開館時間:9:00〜22:00
『Detour Tokyo』
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7−6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
会期:2025年9月10日(水)〜9月23日(火)
開館時間:10:00〜19:00
※東京展の詳細は後日発表予定