Vivienne Westwood、4/25(木)にバルセロナ大学で初のブライダルショーを開催、壮麗な建築とともに35ルックを披露
このショーでは、メイド・トゥ・オーダーおよびクチュールのブライダルコレクションより、全35ルックが登場。オレンジの花が咲き誇る中庭を背景に、一着ごとに異なる物語が紡がれた。


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コレクションのインスピレーションは、バルセロナの壮麗な大通りや建築に加え、18世紀の植物学者ピエール=ジョセフ・ルドゥーテによる水彩画「ローズプリント」や、同大学中庭に咲くオレンジブロッサムから得られた。これらのモチーフは、チュールやレースを通して繊細に表現され、純粋さと美しさを象徴するブライダルルックに昇華された。
象徴的なコルセットデザインや、テーラリングにマスキュリンな要素を加えたルックのほか、「Absence of roses」と題されたジャカード素材のクラシカルなドレス、洗いをかけたジョーゼットやシフォンなど多彩な素材が使用されており、過去・現在・未来が交錯するようなポプリ的世界観が体現された。
中でも注目を集めたのは、モデルのシモネッタ・ジャンフェリチが纏った「マダム・ド・ポンパドール」。これは18世紀フランスの画家フランソワ・ブーシェの絵画にインスパイアされた白いガウンで、<Vivienne Westwood>が最も愛した“永遠のお気に入り”とも言える逸品だ。
また今回のショーでは、ヨーロッパ・デザイン学院(IED)およびLCIバルセロナと連携し、学生たちとのコラボレーションも実現。ワークショップやプロジェクトを通じて学生たちがデザインした作品は、ショーの演出や装飾に取り入れられた。これにより創造性と環境配慮、芸術性が融合された唯一無二のステージが完成した。
ブライダル・ショーにはジョージア・アモロス、シタ・アベラン、グレタ・フェルナンデスらの著名ゲストも来場し、華やかな一夜を彩った。
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Vivienne Westwoodについて
1971年にロンドンでキャリアをスタートした<Vivienne Westwood>は、パンクスタイルを定義づけ、サヴィルローのテーラリングや17〜18世紀のアートに着想を得たコレクションを展開。ファッションを通じて環境問題や人権への意識を啓発し続けており、現在ではグローバルブランドとして世界的な影響力を持つ存在となっている。
