本展では、アーティスト自身のキャラクターを絵画表現の一部として取り入れる新たな試みに挑む。村井は、独自に開発した重量感のあるメディウムや規格外の大きなキャンバスを用いた作品で知られるが、今回は「アーティストの振る舞いや風貌が生み出すパブリックイメージ」を絵画の一部として活用する。これにより、ロココ絵画や漫画、絵本の形式と融合させた新たな表現を模索する。

展示では、4点の平面作品と2点の立体作品が公開されるほか、村井が作詞・作曲を手がけた楽曲も発表される予定だ。

「村井のいっぽ」展示風景、2018、MAHO KUBOTA GALLERY

「ゆらいむうき」展示風景、2020、MAHO KUBOTA GALLERY

村井祐希 Yuki Murai
1995 年神奈川県横浜市生まれ。2017 年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。
自ら考案したオムライス絵具による可変形態を持つ絵画や、鑑賞者の身体性をも作品に内包させていく運動体をともなう絵画など、既存の概念や枠組みを超え、圧倒的な熱量と鋼の実践のもとに絵画を絵画の牢獄から解放し、未知の領域に引き上げる挑戦を続けるペインターでありパフォーマーである。

主な個展に 2020 年「ゆらいむうき」MAHO KUBOTA GALLERY、2018 年「村井のいっぽ」MAHO KUBOTA GALLERY、2017 年「Phantom to the past」ホテルアンテルーム、京都、2016 年「TWS-Emerging 2016 第 4 期:千年に一度のムライ」 トーキョーワンダーサイト渋谷、などがある。

詳細
開催期間：2025年2月7日（金）〜3月8日（土）
会場：MAHO KUBOTA GALLERY（東京都渋谷区神宮前2-4-7）
電話番号：03-6434-7716
開館時間：12:00～19:00
休館日：日・月・祝日
入館料：無料
サイト：http://www.mahokubota.com