本書は、ケアホルムのデザインがどのように日本の美意識と共鳴するかを深掘りした内容で、KIGENZENが監修と執筆を担当した。作品写真はフォトグラファーの矢吹健巳氏が撮影し、ケアホルムファミリーの未公開の写真も収録する。

編集はブックディレクションを手掛けるBACHの幅允孝氏が行い、ブックデザインは須山悠里氏が担当した。出版は＜FRITZ HANSEN（フリッツ・ハンセン）＞が行い、一冊として仕上げた。

本書には、ポール・ケアホルムの息子トーマス・ケアホルム氏と娘クリスティーヌ・ケアホルム氏によるまえがきが収録され、ケアホルム一家が日本文化やデザインに親しみ、その影響を受けてきたことが明らかにされている。また、ケアホルムの作品が日本の伝統的な和の空間と自然に調和する理由について、素材、構造、そして美学の観点から分析し、独自の視点で解き明かしている。

書籍概要
タイトル: POUL KJÆRHOLM 共鳴する日本の美意識
監修: KIGENZEN
執筆: トーマス・ケアホルム、クリスティーヌ・ケアホルム
大長将之、相澤真諭子
写真: 矢吹健巳(W)
デザイン: 須山悠里
編集: 幅允孝(BACH)
出版: フリッツ・ハンセン
発売日: 2024年12月21日(展覧会初日)
価格: 4,500円(税抜)

展覧会詳細
主催: フリッツ・ハンセン
会期: 2024年12月21日(土)~2025年1月19日(日)
会場: 両足院(京都市東山区小松町591)
開館時間: 13:00~17:00 (12/30~1/3 休館)
拝観料: 1,000円 (現金のみ)