LEMAIREが日本の伝統と現代を融合した新店舗「LEMAIRE EBISU」をオープン
1960年代に個人邸宅として建てられ、その後改装されたこの家屋は、渋谷、恵比寿の静かな街並みに位置し、170平米の空間を提供する。昨年オープンしたパリとソウル店に次ぐ、<LEMAIRE>の3店舗目である。
LEMAIRE EBISUは、急速に変化する時代の背景に、訪れる人々が一息つき、<LEMAIRE>のビジョンの深層を探求できる静謐な空間として構想された。
「私たちは、コレクションと家庭的な温もりが息づく雰囲気との自然な結びつきを浮き彫りにするためにこの家を選んだ」と、アーティスティックディレクターのChristophe Lemaire(クリストフ・ルメール)とSarah-Linh Tran(サラ=リン・トラン)は述べている。彼らの作品は日常生活のために作られ、調和の取れた家のように、守られるべきシェルターとしての象徴としてデザインされている。
CEOのLaetitia Mergui(レティシア・メルギー)は、「LEMAIRE EBISUは、独自のおもてなしの感覚を伝えることを意図しており、訪れる人々にまるで自宅にいるかのような感覚を与える」と述べている。
この二階建ての家屋は地域に根付き、土地の技術を尊重している。内装には伝統的な日本の漆喰、竹製の「すだれ」や、障子が使用されており、これらの日本特有の素材は、<LEMAIRE>のシグネチャーである什器と調和を保ちながら共存している。
LEMAIRE EBISUは、<LEMAIRE>のコミュニティが集う文化的な交差点としても構想されている。展覧会やコンサート、クリエイティブな実験が行われる場所として、さらなる交流の場となることを目指す。また、「Out of museum(アウト オブ ミュージアム)」との長年のコラボレーションは継続され、オーナーである小林眞氏の選りすぐりの民芸品、アート作品の数々が展示される。
さらに、オープニングでは作曲家Kali Malone(カリ・マローン)によってキュレーションされたプレイリストや、<LEMAIRE>のアーティスティックディレクターが選んだ女性アーティストに関する出版物のセレクションが、twelvebooks(トゥエルブブックス)から集められ、LEMAIRE EBISUで体験することができる。
LEMAIRE EBISU(ルメール エビス)
オープン日: 2024年11月8日(金)
住所: 東京都渋谷区恵比寿3-21-1
営業時間: 11:00-19:00