一階の主役は“もの”。 どこかの誰かに使われていたもの。外に置かれたまま忘れられていたもの。自然との出来事が刻まれたもの。そういったもののス トーリーを想像して面白がったり、価値を見つめ直したり、あるいはただゆったりと時間を過ごすための場所。二階の主役は“ひと”。 古くより東洋に伝わる手技、植物由来のアロマセラピー。それら 自然療法を通して、日々の生活の中で気づかないうちに緊張した 心体を休ませていく。セラピストとの会話で和んだり、お気に入りの香りを見つけたり。心と身体に無理なく、自分を整えるための休息場所。“もの”や“ひと”が齢を重ねていくことのなかに美しさを見て、 それを肯定する。「kokyu」が提案したいのは、そのようなこと。