画家・佐藤誠高の画集「Reality -Dancing on the Edge-」が1月26日(金)に発売
人物の目を覆い、花びらを塗り潰す。佐藤氏がモチーフとするのは、実在の人物や花など。
彼はパネルに向き合うと、まず、写真と見間違えるほどの精密さでモチーフを鉛筆の線のみで模写していく。パネルいっぱいのサイズに描き上げた鉛筆画が完成すると、自分で描いた「物を語りすぎる目」や「美しさを誇張しすぎる花弁」を色鮮やかな多色使いのアクリル絵具で大胆に塗りつぶす。一般的に人々がもっとも美しいと目を奪われる部位をあえて絵具で覆い隠すことで、モチーフ自体がもつ本来の美しさを表現している。
ストイックすぎるまでに制作活動に勤しむ佐藤氏。そのこだわりゆえ、多くのコレクターが新作を待つ画家となっている。作品を発表する機会も少なく、今回の作品集は、佐藤氏の作品をまとめて堪能できる貴重な1冊。今回の作品集には、72点の絵画、立体作品の写真のほか、気鋭の美術批評家・山本浩貴(中公新書『現代美術史』ほか)による論考原稿を収録し、彼の描く「美」とは何かを読み解く。
・数量限定サイン本のオンライン先行予約について
一般販売に先立って、銀座 蔦屋書店オンラインショップにて、数量限定サイン本の先行予約を受付
販売受付期間:2023年12月26日(火)14時~
予約販売ページはこちら
※お届けは一般発売日の1月26日以降となります。
※上限に達し次第終了となります。
・マルチプル作品つき特別限定版の販売について
本作品集の刊行を記念し、マルチプル作品つき特別限定版の販売を実施。
エントリーなど詳細については、1月上旬頃オンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にてお知らせ。
・アーティストプロフィール
佐藤誠高(さとう なりたか)
1980年、愛知県生まれ。2008年、東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。2007年、第8回SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)にてグランプリを受賞。2017年、Independent Tokyo 2017にてグランプリ受賞。主な個展に「DUAL」(2019/みんなのギャラリー、東京)、「RAW」(2021/Hiro Hiro Art Space、台北)、「Show Case」(2022/SCÈNE、東京)、「REVEAL」(2022/GR Gallery、ニューヨーク)など。
・佐藤誠高展覧会「Reality -Dancing on the Edge-」開催のお知らせ
会期:2024年1月27日(土)~2月14日(水)
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
※詳細は決定次第、銀座 蔦屋書店HPにてご案内いたします。
・書誌情報
『Reality -Dancing on the Edge-』
発行:カルチュア・コンビニエンス・クラブ
発売:美術出版社
価格:7,500 円+税
発売日:2024年1月26日(金)
仕様:156ページ、 B4 変形
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