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耳を澄ませて“存在”に触れる、スーザン・ヘフナ個展「LISTEN TO」がYOKOTA TOKYOで開催、11/17(月)より

Nov 12, 2025
YOKOTA TOKYOにて、スーザン・ヘフナの個展「LISTEN TO」が11月17日(月)から12月19日(金)まで開催される。本展は、同ギャラリーでは2回目の開催となり、布やガラスといった軽やかな素材、そして「言葉」を織り交ぜた近作および写真作品が紹介される。

耳を澄ませて“存在”に触れる、スーザン・ヘフナ個展「LISTEN TO」がYOKOTA TOKYOで開催、11/17(月)より

Nov 12, 2025 - NEWS
YOKOTA TOKYOにて、スーザン・ヘフナの個展「LISTEN TO」が11月17日(月)から12月19日(金)まで開催される。本展は、同ギャラリーでは2回目の開催となり、布やガラスといった軽やかな素材、そして「言葉」を織り交ぜた近作および写真作品が紹介される。

「LISTEN TO=耳を傾ける」。この言葉が示すように、ヘフナの作品は、目に見えない声や気配に気づくための静かな装置として機能する。幾重にも透ける紙を糸で縫い合わせたドローイング、黒いエジプト綿に白い点で描かれる構造、身体に寄り添うような衣服やバッグ。素材とフォルムの繊細なレイヤーが、エジプトとドイツという異文化にまたがる彼女のバックグラウンドと重なり、私たちの中にある「文化」や「境界」の感覚を揺さぶる。

“Air”“Water”“Sun”“time”“truth”“silence”——作品に縫い込まれたこれらの「無媒介的な言葉」は、意味よりも感覚として立ち上がる。詩のように、マントラのように、あるいは禅における「不立文字」のように。意味の向こう側へと届くその語は、刻まれたガラスの影や呼吸する布の表面に、静けさとともに浮かび上がる。

ヘフナが捉えるのは、文化や社会、そして自己と他者の「あいだ」。可視化されない関係性を、繊細なレイヤーと余白によってすくい上げる作品群は、感覚を呼び覚ますように観る者の内側へと届いてくる。

静寂の中に潜む声へと耳を傾けるように。ヘフナの作品が導くのは、目に見えないものに気づき、感じるための小さな時間の扉かもしれない。

スーザン・ヘフナ
1962年ドイツ生まれ。エジプト人の父とドイツ人の母のもと、幼少期をナイル・デルタで過ごし、以後もエジプトとヨーロッパを行き来しながら育つ。カールスルーエ造形美術アカデミーで絵画と彫刻を学び、フランクフルトのシュテーデル美術学校で新メディアを研究。ドローイング、テキスタイル、写真、インスタレーションなど多様なメディアを用い、文化や社会の構造を感覚的に可視化する作品を展開している。MoMAやポンピドゥー・センターなど世界各地で作品を発表し、現在はドイツ・Pforzheim University教授として教育活動も行っている。
Instagram:@susan.hefuna

Susan Hefuna「LISTEN TO」
会期:2025年11月17日(月)〜12月19日(金)
会場:YOKOTA TOKYO
住所:東京都港区海岸1-15-1
公式HP
Instagram:@yokota_tokyo

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