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ロッカクアヤコの大型壁画が代々木駅近くに登場、防災意識を高めるSHIBUYA ARROW PROJECTの新作が公開中

Apr 16, 2025
SHIBUYA ARROW PROJECTの新たな取り組みとして、国際的に活躍する女性アーティスト、ロッカクアヤコ氏による大型壁画が2025年4月14日(月)、JR代々木駅付近の青山街道架道橋に完成・公開された。

ロッカクアヤコの大型壁画が代々木駅近くに登場、防災意識を高めるSHIBUYA ARROW PROJECTの新作が公開中

Apr 16, 2025 - NEWS
SHIBUYA ARROW PROJECTの新たな取り組みとして、国際的に活躍する女性アーティスト、ロッカクアヤコ氏による大型壁画が2025年4月14日(月)、JR代々木駅付近の青山街道架道橋に完成・公開された。


Courtesy of the artist

SHIBUYA ARROW PROJECTは、渋谷区が2017年に発足した災害対策プロジェクトであり、来街者への「一時退避場所」および避難経路の周知を目的に、アートを用いた情報発信を行っている。近年の首都直下型地震などのリスク増大に対応するため、約23万人の帰宅困難者が想定される渋谷区では、発災時に安全に留まれる「一時退避場所」の認知拡大が急務とされている。

今回の壁画を手がけたロッカク氏は、ポルト・ベルリン・東京を拠点に活動する日本出身のアーティスト。ネオンカラーの鮮やかな色彩と指で描かれた少女や動物モチーフの作品で知られており、レンガ造りのガード下という少し薄暗い場所を、一瞬で春のように明るい空間へと変えるカラフルな作品を完成させた。

このプロジェクトでは、これまでにBarry McGee(バリー・マッギー)や森山大道氏、HITOTZUKI(ヒトツキ)などのアーティストとコラボレーションを展開しており、街の景観を豊かにすると同時に防災意識の向上を目指している。

ロッカク氏の作品が設置された青山街道架道橋の最寄り一時退避場所は、明治神宮・代々木公園一帯(〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町2-1)。本壁画は公開期限がなく、現地での自由な鑑賞が可能だ。ぜひ足を運び、アートと防災が融合した新たな取り組みを体験してみてほしい。

【展示情報】
・公開日:2025年4月14日(月)
・公開期限:なし(常設)
・アーティスト:ロッカクアヤコ
・住所:青山街道架道橋(〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-31)
・最寄り一時退避場所:明治神宮・代々木公園一帯
・SHIBUYA ARROW PROJECT公式サイト:www.shibuya-arrow.com
・Instagram:https://www.instagram.com/shibuya_arrow/
・問い合わせ:info@shibuya-arrow.com(プロジェクト関連)

ロッカク アヤコ

千葉市出身のアーティスト。
20歳頃から独学で絵を描き始め、絵筆を使わず手に直接絵の具をつけ、段ボールやキャンバスに描き始めた。村上隆氏の主宰するアート・イベント GEISAIに参加し、2006年にスカウト賞を受賞して以降評価を高め、その後2011年にオランダのクンストハレ美術館、2012年にはスロバキアのメレンスティーン・ダヌビアーナ美術館、そして2020年に千葉県立美術館、2025年5月にはスペインの国立ティッセン=ボルネミッサ美術館で個展を開催することが予定されている。
ヨーロッパをはじめ国際的に注目を集めており、現在はポルト、ベルリン、東京の3都市を拠点に活動をしている。ロッカクは初期から一貫して、自身の直接の手触りの中でイメージを発見し、身体性を伴う指のストロークとネオンカラーのカラフルな色彩感覚によって抽象画的ランドスケープの中を漂う少女を描きながら、明るくポジティブなイメージを発信している。背景の色彩は尽きることなく、瑞々しい輝きで色彩世界を繰り広げている。

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