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AUDEMARS PIGUETがロイヤルダブルバランスホイールオープンワークの新モデルを発表

Jul 30, 2024
2024年7月、スイスの高級腕時計製造会社<AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)>は、新モデル「ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク」を発表した。

AUDEMARS PIGUETがロイヤルダブルバランスホイールオープンワークの新モデルを発表

Jul 30, 2024 - NEWS
2024年7月、スイスの高級腕時計製造会社<AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)>は、新モデル「ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク」を発表した。

今回の新モデルでは、ステンレススティール、ブラックセラミック、イエローゴールドといった新たな素材とデザインが採用されている。この新作は自動巻きキャリバーを搭載しており、オープンワークの構造はオーデマ ピゲの職人たちの技術が詰まったものとなっている。また、新モデルの中には、美しく光を反射するピンクゴールドカラーのムーブメントを採用したものもある。高精度かつ伝統的なスキルを融合したこれらの新作は、手首をエレガントに飾り、洗練されたスタイルを提供する。


©オーデマピゲ提供

コントラストをアピールした3種類のデザイン
新たにリリースされた「ロイヤル オーク ダブル バランスホイール オープンワーク」は、ステンレススチール、ブラックセラミック、イエローゴールドの3種類の素材で展開する。これらの素材は、ケースとブレスレットに特徴的な品格ある仕上げ装飾が施されている。ポリッシュとサテンブラッシュを交互に並べた仕上げは、光を美しく反射し、「ロイヤル オーク」の幾何学的なデザインを強調している。

ステンレススチールとブラックセラミックのモデルは、オープンワーク ムーブメントとインナーベゼルに、温かみのあるピンクゴールドカラーを鮮やかに採用し、各パーツの高精度な仕上げを引き立てている。ベゼルの六角形のビスもピンクゴールド製で、ムーブメントのカラーとマッチしている。

アワーマーカーと針は、ステンレススチールモデルにはホワイトゴールドを採用し、セラミックモデルには黒のロジウムカラーを用い、視認性を高めるためにコントラストを強調している。

秒表示と“Audemrs Piguet”シグネチャーロゴはインナーベゼルにブラックでプリントされている。ブラックセラミック モデルでは、チタンサファイアケースバックに”Limited Edition of 150 Pieces”とエングレービングされている。これは、限定モデルとして150本のみ取り扱いとなる。

18Kイエローゴールドのモデルは、明るいゴールドにチャコールグレーのムーブメントを組み合わせた大胆で美しいデザインとなっている。インナーベゼルには秒目盛と“Audemrs Piguet”シグネチャーロゴがホワイトでプリントされている。イエローゴールドのアプライド アワーマーカーと針は、蓄光加工が施されたバイカラーデザインで、暗い場所でも時刻を読みとることが可能だ。

特許保持のメカニズム
これらの新モデルはダブル バランスホイールのメカニズムを備えた自動巻きムーブメント、キャリバーが搭載されている。オーデマ ピゲが2016年に発表したこの特許保持の革新的な技術は、優れた精度と安定性をもたらしている。2つのバランスホイール(テンプ)と2つのヒゲゼンマイを同軸上に組み立てることにより、完全にシンクロして振動する。

このダブル バランスホイールはケースの両側から見えるので、時計の繊細な鼓動を見ることができる。ウォッチの両サイドのオープンワーク ブリッジからは輪列歯車の一部も見ることも可能。これらの部品は最先端の製造テクノロジーであるコンピューター制御のマシンで切り出してから、最終的な形状に仕上げる。

仕上げと装飾が手作業によって行われる。特に字型アングルの研磨は優れたクラフツマンシップの技術が必要で、伝統の技術を駆使して仕上げられる。

オープンワークのローターはステンレススティールとイエローゴールドのモデルでは同色に合わせ、ブラックセラミックモデルではピンクゴールドが採用されている。コントラストを重視したデザインがここにも現れている。

オープンワークの繊細なアート
美しさと機能を両立させたオープンワークは、1930年代からオーデマ ピゲが得意とする分野だ。機能性を損なわない範囲で地板とブリッジから素材を最大限に削ぎ落とすことにより光が通り、メカニズムの美しさと精巧さ見て取れる。そのためには、時計づくりと素材に関する深い知識、さらに熟練した仕上げの技術が必要とされる。

1970年代初めにオーデマ ピゲでは数人の若い時計師たちが、オープンワークのアートを再び学び始めた。1950年代以降あまり使われなくなっていたこの芸術的な技術を、専門の工房を構えることにより再生させたのだ。

当時オーデマ ピゲのディレクターであったジョルジュ・ゴレイは、クラフツマンたちに100個のオープンワークのキャリバー2120を製造するという大きな課題を課した。

それは、一つのムーブメントを仕上げるのに150時間かかるという大変な作業だった。最初のウォッチ(モデル 5442)は1973年11月に出荷され、その後1976年までにさらに30本を製造し販売している。1978年にキャリバー2120を搭載したオープンワーク タイムピースを300本製造した。1984年までに工房では十数人のクラフツマンを雇っていた。

初期の「ロイヤル オーク」 コレクションではケースの中に収められたキャリバーを見ることはできなかった。その頃ちょうどクォーツが登場し、時計づくりの常識が覆される中、時計業界は機械式ムーブメントの美しさとそれを支える伝統的な技をアピールすることに努めた。オープンワークは1981年に「ロイヤル オーク」コレクション(モデル5710BA)のペンダントウォッチとして登場した。
1986年には超薄パーペチュアルカレンダームーブメントのキャリバー2120/2800を搭載したモデル25636が続き、その後10年ほどの間にさまざまな形とサイズの「ロイヤル オーク」モデルが数多く登場した。1990年代になってオープンワークがコレクションに入り、1992年に“ジャンボ”のモデルとしてデビューした。

この10年ほどの間に「ロイヤル オーク」コレクションには50種類ほどのオープンワークのモデルを発売してきた。数種類の異なるムーブメントを搭載し、サイズや素材、スタイルもさまざまに展開し、世代を超えて引き継がれてきた情熱と熟練の技術を存分に示している。
今回の新モデルも細やかなクラフツマンシップと繊細な上品さを兼ね備え、品格のあるタイムピースとして登場した。

オーデマ ピゲについて
オーデマ ピゲは、創業者一族のオーデマ家とピゲ家によって経営される、歴史のあるラグジュアリーウォッチブランドである。設立以来、ル・ブラッシュを拠点に、型破りなトレンドを創出するため新たなスキルや技術の開発、そして職人技の向上を続け、何世代にもわたり才能ある職人たちを育ててきた。
スイス・ジュラ山脈に囲まれたジュウ渓谷で、マニュファクチュールが受け継いできた職人技と先進的なスピリットを結集し、デザインや技術の粋を極めた数々のマスターピースが制作されている。オーデマ ピゲは、実現可能な境界を押し進め、創造的な世界の間に橋を架け、常に新たな地平線に向かって進むことを目指している。その精神にインスパイアされたコミュニティも作り出してきた。

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