あらゆる年代、国、スタイルから、両ギャラリーがコレクションした家具やアートが一堂に会する。その中でも、日本のインテリアに取り入れやすい「シルバー、白、黒」の色彩に限定し、アールデコ、ミッドセンチュリー、ポストモダン、アヴァンギャルド、コンテンポラリーなど、時代やジャンルを超えたプロダクトが展示・販売される。色彩を絞ることで、プロダクトの造形美が際立つという。

会場にはPhilippe Starck(フィリップ・スタルク)、Charles Rennie Mackintosh(チャールズ・レニー・マッキントッシュ)、Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)などの稀有なヴィンテージピースが並ぶ。それに加え、日本を代表する国際的な建築家Toyo Ito(伊東豊雄)とDriade社のコラボレーションによるSUKIチェア(1987)、イタリアの巨匠建築家・工業デザイナーEttore Sottsass(エットレ・ソットサス)とBITOSSI社のコラボレーションによるセラミックピース(1955-)、イタリアモダンデザインの父Gio Ponti(ジオ・ポンティ)とFontana Arte社とのコラボレーションによるBiliaランプ(1932-)、TATO社が復刻した照明、ブラジルを代表する建築家Paulo Mendes da Rocha(パウロ・メンデス・ダ・ローシャ)によるPaulistanoアームチェアのメッシュモデル(1957/2010)など、世界的に評価の高い建築家によってデザインされた名作が並ぶ。これらは現在でも製造されているが、日本ではあまり見かけないプロダクトだ。

モノクロの写真を見る際に、その陰影が現れることで光の存在や表面の豊かさ、ポージングの妙に気づくことがある。色数を絞ることで、プロダクトのフォルムや陰影が際立ち、デザイナーや建築家の意図やその時代のトレンドやムーブメントに思いを馳せる新たな鑑賞体験が生まれる。年代・国・スタイルを超えて、お好みのモダンデザインとの出会いが生まれることを願っている。ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがだろう。

日本を代表する国際的な建築家 Toyo Ito（伊東 豊雄）と Driade社のコラボレーションによる SUKI チェア（1987）

デンマークのデザインユニット Gitte Nothlev & Uffe Nørtoft によってデザインされたモデル Reflect チェア（2003）

イタリアの巨匠建築家・工業デザイナー Ettore Sottsass（エットレ・ソットサス）と BITOSSI 社のコラボレーションによるセラミックピース（1955-）

フランス出身の国際的な建築家 Philippe Starck（フィリップ・スタルク）によってデザインされたモデル J. Série Lang アームチェア（1987）

ブラジルを代表する建築家 Paulo Mendes da Rocha（パウロ・メンデス・ダ・ローシャ）によるパウリスターノアームチェアのメッシュモデル（1957/2010）

フランス出身の国際的な建築家 Philippe Starck（フィリップ・スタルク）によってデザインされた Wendy Wright サイドチェア（1986）

stoop & topso
POP UP Gallery
SILVER or BLACK and WHITE
会期：6月27日（木）～ 7月15日（月）
オープン：11:00 – 21:00
会場：渋谷パルコ 3F POPUP S PACE
住所：東京都渋谷区宇田川町 15-1
お問い合わせ：03-4285-4128

stoop 公式HP: https://stoop.jp
stoop 公式Instagram: https://www.instagram.com/gallery_stoop/
topso 公式HP: https://topso.jp
topso 公式Instagram: https://www.instagram.com/gallery_topso/