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moor galleryにて、2月10日(土)〜12日(月)の3日間「マザーアース 大地の器」が開催

Feb 5, 2024
世田谷代田のコミュニケーションスペース「MORSEL(マーセル)」のOPENを記念して、2024年の偶数月第二の週末に「moor gallery(ムーアギャラリー)」によるExhibitionが開催される。
2月と4月は、それぞれ100点を超える陶器の花瓶、プレートなどアートピースが並ぶ海外セラミックアーティストと日本の陶芸家とのコラボレーション展を実施予定。

moor galleryにて、2月10日(土)〜12日(月)の3日間「マザーアース 大地の器」が開催

Feb 5, 2024 - NEWS
世田谷代田のコミュニケーションスペース「MORSEL(マーセル)」のOPENを記念して、2024年の偶数月第二の週末に「moor gallery(ムーアギャラリー)」によるExhibitionが開催される。
2月と4月は、それぞれ100点を超える陶器の花瓶、プレートなどアートピースが並ぶ海外セラミックアーティストと日本の陶芸家とのコラボレーション展を実施予定。

「moor gallery」は、2021年に海を超えてアーティストを紹介するAgency & galleryとして誕生。日本初お披露目となる海外のアーティストと、近年若い陶芸家の移住先として注目されている岐阜県美濃地方を中心に作陶する日本の作家を紹介する。

2月10日(土)〜12日(月)の展示は、 「マザーアース 大地の器」と題し実施される。

会場:MORSEL 155-0033 東京都世田谷区代田5-9-7
日時 : 2月10日(土)〜12日(月) 12:00 〜18:00
参加アーティスト
Clandestine Ceramique(クランディスティン セラミック) セラミックブランド / ガリシア、スペイン
厚川文子Atsukawa Fumiko 陶芸家 / 長野県佐久市
田中太郎 陶芸家 / 岐阜県多治見市

「マザーアース 大地の器」をテーマに、自身の大地の器を制作している3名の作家による企画展。土、大地を感じる花瓶、オブジェ、うつわが揃う。

・moor galleryより「マザーアース 大地の器」を実施するにあたりコメント

岐阜県多治見市で出会った田中太郎さんは、ネイティブアメリカンであるプエブロ族の“自分たちのための土器を作る”という考え方から影響を受け、自身も畑を耕し、稲作をし、狩猟、土器制作まで必要なものは自分でつくるという今の生活を構築されました。

現在長野県佐久市にて作陶している厚川文子さんは、インディアンの土器やアフリカの女性がつくる丸い鉢に感銘を受け、フォークアートのように身近にあるものでつくられたものは、素朴だけれど表現したいという気持ちが表れていると「土感」をインスピレーション源とした作品を制作しています。

フランス人陶芸家ソフィーは、長年ファッションデザイナーとして働いたパリを去り、現在はスペイン大西洋岸のコルーニャを拠点に、ひとつひとつ個性があり集合させると家族(クラン)になるという作品を発表しています。ちょうど田中さんが影響を受けたというプエブロ族もまた、クランと呼ばれる血族のつながりの間で代々受け継がれる土器のデザインがあるそうです。

作家各々のインスピレーション源を伺う中で、それぞれが自身の大地の器を作っているのだという発見がありました。

また、先日作家全員とオンライン上で話をする機会を持った際、ソフィーの「日本にはマスターと呼ばれる作家が多いのに、他国の文化から影響を受けたのはなぜ?」という問いかけに「他の文化は私たちにとって憧れがあり、自分も表現したいという気持ちになります。ただ日本で同じようにつくっても全く同じものはできない。そんな中で自分の作風が生まれてきたように思います」という厚川さんの答えが優しく響きました。

他文化への敬意から生まれた器を、今回「大地の器」として展示したいと思っています。 作家のみなさんに影響を与えた遠い地の文化に思いを馳せて。

moor gallery

 

「マザーアース 大地の器」に出展する3名のプロフィール

・Clandestine Ceramique(クランディスティン セラミック)

クランデスティンのアトリエはスペインのガリシア海岸。波模様の取手や砂の質感など、どの作品も海への愛のメッセージが溢れている。花瓶はそれぞれが関連し合い、すべてを合わせると家族(クラン)となるようにつくられている。いくつかを選び、自分だけのクランもつくることも可能。

想像からデザインされたクランは、全てスタジオで丁寧な手作業によって制作される。デザイナーはフランス人陶芸家のソフィー。10年近くファッションデザイナーとして働いた後、2019年にパリを離れ海の隣のガリシアに移り住み、制作活動を始める。
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・厚川文子(Atsukawa Fumiko)

1975年 埼玉県に生まれる
1997年 和光大学人文学部芸術学科 卒業 在学中に大学構内にて陶芸の薪窯に出合いすっかり魅了される
1998年 都内アパレル会社に就職する
2003年 多治見市陶磁器意匠研究所 修了 多治見市studio MAVOに工房を構える
2021年 長野県佐久市に工房を移転 現在佐久市にて制作

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・田中太郎 (Taro Tanaka)

2015年 京都精華大学大学院芸術研究科前期博士課程修了 多治見市に移住
2018年 実験的素材研究バンド「monolith」結成
2023年 岐阜県多治見市本町オリベストリートにある複合施設「かまや」にてスパイスカレー屋「タナカリー」をオープン
現在 多治見市で野良仕事やスパイスカレー研究をしながら自宅の庭で野焼きをして土器を制作
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moor gallery (ムーアギャラリー)

2021年にスタートしたセラミックアーティストの活動を海を超えて紹介するAgency & Gallery。香港のセラミックブランドéphēlis、NYとマヨルカ島で作陶するARC Objectsの日本のAgent業務を行うほか、岐阜県美濃地方の作家にフォーカスした企画展を国内外で企画中。

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・4月の企画展の予定

日時 : 4月13(土)14(日) 12:00-18:00
参加アーティスト
INI CERAMIQUE セラミックアーティスト / フランス
大隅新 陶芸家 / 岐阜県八百津町
小黒ちはる 陶芸家 / 岐阜県八百津町
VEIN フラワーアーティスト / 東京

春を彩り楽しむ花瓶、絵付けのお皿とともにVEINによるフラワースタンドを予定。

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