ルメールが、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」でポップアップストアを開くのは、今回が2度目。

青山の「SKWAT（スクワット）」から「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」にポップアップストアの場所を移すことになった。新たなスペースのデザインには、青山と銀座、二ヶ所の一貫性を保つため、スクワットのコーナーも手がけた設計・デザイン事務所「DAIKEI MILLS（ダイケイ・ミルズ）」の協力を得て、ルメールチームが開発した展示構造と同様のものを銀座でも再利用する。

銀座のインスタレーションで使用されている木材は、築100年の伝統的な日本家屋の骨組みを大阪より運び、再利用している。また、柱と梁は、接着剤もネジも釘も必要としない伝統的な「木組み」技法を用いて組み立てられている。この「木組み」とは、特に仏教寺院建築で採用され、豊富な木材と大工の職人技術が伝承されてきた日本に何世紀にもわたって受け継がれてきた技法である。このような余分なものをそぎ落としたそのアプローチは、2023年秋冬コレクションから展開するルメールのワードローブを想起させるものとなっている。

2020年4月に「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」で開催したポップアップスペースに引き続き、ルメールは「OUT OF MUSEUM（アウト オブ ミュージアム）」を招いてファウンド・オブジェやアート作品で空間を彩る。

ルメール at ドーバー ストリート マーケット ギンザ
〒104 – 0061東京都中央区銀座 6 – 9 – 5
ギンザコマツ西館
8月3日から 11:00〜20:00 月曜日-日曜日

About LEMAIRE

1991年に設立されたルメールは、クリストフ・ルメールとサラ=リン・トランが率いるインディペンデントブランド。上質な生地を使用した、モジュール化されたワードローブは、日常着のべースとなる。しなやかなシルエットとソフトなカラーパレットのルメールの服は時と共にかたちを変え、アクセントを加えることによってモダンで洗練され数々の魅力に溢れる、タイムレスなパリジャンスタイルを提案。
ルメールの資本には、2018年に少数株主となった日本のファーストリテイリングも含まれている。工房を含むブランドのオフィスは、パリの歴史あるマレ地区の中心、ヴォージュ広場11番地にあり、共通の理念と服への情熱を持つチームによって、各コレクションがインハウスで制作されている。最初のスケッチから、ほど近くに位置するエルゼヴィール通り1番地にある旗艦ブティックに納品されるまですべての服は細心の注意をはらって作られている。

Out of museum(アウト オブ ミュージアム)とは

「アウト オブ ミュージアム」は創業者の小林眞氏が世界中から集めたユニークでな雑貨が並ぶ、東京の羽根木にあるストア・アトリエ。（MAP）