「OIL by 美術手帖ギャラリー」美術史を引用しモノクロ絵画として表現するアーティストTYM344の新作個展を2月18日(金)より開催。
東京都生まれ。早稲田大学第一文学部総合人文学科美術史学専修卒業。「絵を描くこととは、決定された画像をつくること」として、道路標識から秩父連山まであらゆる不動物を手本にして、二値化された非・動画的な絵画を目指す。主な個展に「レジャー」(Medel Gallery Shu, 2021年)、「EYE KNOW EYE LOVE YOU BETTER」(THE blank GALLERY, 2020年)、「HARD/SOFT」「NEVER UNDERSTAND」(ナオナカムラ, 2017年)、「サブスタンス」(新宿眼科画廊, 2015年)他。出版物として、『わかりたい! 現代アート』(著/布施英利・画/TYM344、光文社知恵の森文庫)、『絵画検討会2016-記録と考察、はじめの発言』(アートダイバー社)など。
https://www.tym344.com
OIL by 美術手帖ギャラリーでは、2月18日(金)〜3月14日(月)に、アーティストTYM344(ティー・ワイ・エム・スリー・フォー・フォー)の個展「WHERE IT’S AT」を開催。
TYM344は、美術史上の作品や日常的に目にする標識や看板など、既存のイメージを引用し、モノクロ絵画として表現した作品で知られるアーティスト。
TYM344は自身の作品を「二値化された非・動画的な絵画」と定義。イメージが氾濫する現代においては、アート作品も同様に、実物よりも映像や印刷物などのコピーのほうが目にされる機会は圧倒的に多いだろう。TYM344は、情報量を制限したモノクロ絵画に図像を落とし込むことで、そのオリジナリティを担保しつつ強化する。それは例えば図像が印刷物や映像として伝播し、拡大・縮小された場合もディスプレイの色味などに左右されず変質しづらいということでもある。
TYM344の二値化とは絵画が確固たる普遍性を持ち、動かない(変質しない)「決定された」絵画をつくること。
またTYM344は、「絵画とは“ここではない”イメージや風景を描いたもの」という。
日本語で「一番いい場所」を意味する「WHERE IT’S AT」と名付けられた本展では、鑑賞者はそこにない何かを引用して制作された作品群を目にする。引用された美術史という歴史的時間軸と、個人の記憶という同時代性の交錯点を浮かび上がらせ、鑑賞者が自身にとっての「最上の場所」に思いを馳せることを促す。
さらに本展ではギャラリー会場から展示場所を拡張し、渋谷パルコの外壁にもTYM344の作品が出現。
TYM344《ミラード (東京駅アイ)》(2022)木製パネルにアクリル、90x90cm
・作品販売について
本展出品作品は、会場のほか店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」でもご購入いただける。
オンライン販売開始|2月19日(土)16:00〜
販売URL|https://oil.bijutsutecho.com/gallery/733
※オンライン公開は、会場販売開始後となるため、公開時点で売り切れの場合がございます。予めご了承ください。
・展覧会詳細
TYM344「WHERE IT’S AT」
会場|OIL by 美術手帖ギャラリー
会期|2022年2月18日(金)〜3月14日(月) ※会期中無休
開場時間|11:00〜20:00
入場|無料
主催|OIL by 美術手帖
お問い合わせ| oil_gallery@bijutsu1905.co.jp
※OIL by 美術手帖の営業時間は館の営業時間に準じます。状況に応じて変更の可能性がございます。最新の情報は渋谷PARCO公式ウェブサイトをご確認ください。 https://shibuya.parco.jp/
OIL by 美術手帖(ギャラリー)
住所 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階
電話番号 03-6868-3064
MAIL oil_gallery@bijutsu1905.co.jp
アクセス 渋谷駅ハチ公口徒歩5分
URL https://oil-gallery.bijutsutecho.com/
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