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和田永「蟹宇宙を横歩きせよ展」、家電の記憶から“未知鳴る世界”へ

Jul 14, 2026
アーティスト/ミュージシャンの和田永による「蟹宇宙を横歩きせよ展」が、2026年7月15日(水)から8月9日(日)まで、東京・虎ノ門のTIGER MOUNTAINで開催される。ブラウン管テレビを打楽器として鳴らす体験コーナーや作品展示を通して、和田が長年育ててきた音の実践と、その背景にある独自の世界観に触れられる展覧会だ。

和田永「蟹宇宙を横歩きせよ展」、家電の記憶から“未知鳴る世界”へ

Jul 14, 2026 - NEWS
アーティスト/ミュージシャンの和田永による「蟹宇宙を横歩きせよ展」が、2026年7月15日(水)から8月9日(日)まで、東京・虎ノ門のTIGER MOUNTAINで開催される。ブラウン管テレビを打楽器として鳴らす体験コーナーや作品展示を通して、和田が長年育ててきた音の実践と、その背景にある独自の世界観に触れられる展覧会だ。

和田は、古いオープンリール式テープレコーダーを演奏する『Open Reel Ensemble』や、役割を終えた電化製品を新たな電磁楽器へと蘇生させる『ELECTRONICOS FANTASTICOS! 』で知られる。2025年の大阪・関西万博では「電磁盆踊り」を展開し、家電と人の身体が交わる音楽のかたちをひらいた。

「蟹宇宙を横歩きせよ展」は、2026年4月に電気書院から刊行された和田初の単著『飛”(び)!電磁民族音楽』の出版を記念したもの。TIGER MOUNTAINコンテンツディレクターの若林恵が聞き手を務めるインタビューを収録し、捨てられるはずだった家電が楽器へと変わり、人が集まり、音楽が生まれていく過程をたどっている。

会場には、ブラウン管テレビを打楽器として演奏する「ブラウン管ドラム」の体験コーナーが登場する。見慣れた電化製品に触れる手つきが変わった瞬間、そこから立ち上がる音もまた、少し違って聴こえてくるはずだ。

展示の背景には、和田が幼い頃から思い描いてきた「蟹宇宙観」がある。ブラウン管テレビが埋め込まれた巨大な蟹の足の塔と、その先で待つ音楽の祭典。現実には存在しないと知りながら、それならば自らつくるしかないと続けてきた活動が、本展では作品や音を通してひとつの風景へと結ばれていく。

8月1日(土)には、関連イベント「蟹宇宙ヨコアル記」秘蔵音源リスニング&トークセッションを開催。和田永と若林恵が登壇し、秘蔵音源を聴きながら、「蟹宇宙を横歩きせよ展」へとつながる発想や実践について語る。

 

プロフィール
和田永(Ei Wada)
アーティスト/ミュージシャン。学生時代より音楽と美術の領域で活動を開始。2009年、年代物のオープンリール式テープレコーダーを演奏する音楽グループ『Open Reel Ensemble』を結成した。ブラウン管テレビを楽器として演奏する作品『Braun Tube Jazz Band』で、第13回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞。Ars ElectronicaやMUTEKをはじめ、国内外でライブや展示を行う。

2015年には、役割を終えた電化製品を新たな電磁楽器へと蘇生させ、祭典を形づくるプロジェクト『ELECTRONICOS FANTASTICOS!』を始動。同プロジェクトの成果により、第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。坂本龍一、高橋幸宏、やくしまるえつこ、七尾旅人、民謡クルセイダーズ、ずっと真夜中でいいのに。をはじめ、数多くのアーティストと共演・共作している。
Instagram:@crabfeet

開催情報
蟹宇宙を横歩きせよ展
会期:2026年7月15日(水)〜8月9日(日)
会場:TIGER MOUNTAIN
住所:〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-7-5 虎ノ門Roots21ビル 1階
開館時間:水〜土曜 13:00〜20:00、日曜 13:00〜18:00
休館日:月・火曜、祝日
Instagram:@tigermountain_books

関連イベント
「蟹宇宙ヨコアル記」秘蔵音源リスニング&トークセッション
出演:和田永、若林恵
日時:2026年8月1日(土)14:00〜17:00
会場:TIGER MOUNTAIN

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