「Dafi Kühne: Constructing Posters ダフィ・クーネ:ポスターを構築する ―形をつくる、版をつくる、表現をつくる―」、gggでダフィ・クーネの活版印刷によるポスター制作に迫る
本展は、スイスのグラフィックデザイナー、活版印刷職人・作家であるダフィ・クーネのポスター制作に焦点を当てる展覧会だ。デジタルやAIが浸透する現代において、15世紀に生まれた活版印刷術は、アナログな制作手法として改めて注目されている。クーネはその技術を用い、日本のB全サイズに近い70×100cmや、スイス特有の89.5×128cmといった大判ポスターを制作し続けている。

WTF?/Self-initiated/自主制作ポスター/2021

Werkstattschau: Dafi Kühne(ダフィ・クーネ:ワークショップショー) /Gewerbemuseum Winterthur, Switzerland(ヴィンタートゥール工芸博物館)/展覧会ポスター/2024

Repair Revolution!(修理革命!)/Museum für Gestaltung, Zurich, Switzerland(チューリッヒデザインミュージアム)/展覧会ポスター/2023

Kotzfrucht in der Zitrone(レモンの中の”吐くほど臭い果物”)/Kotzfrucht (Band), Glarus + Zitrone, Zurich, Switzerland(コァツフルト+レモン)/ライブポスター/2022
スイスアルプスの麓にある自身のスタジオには、総重量40トンにもなる印刷機や活字、さまざまな設備が備わる。金属活字、木活字、手彫りのリノリウム版を使い、時には自ら活字を鋳造しながら、独自の印刷の版を構築していく。既存の道具だけに頼らず、自分専用の道具を組み立て、印刷機にも手を加えながら、一枚一枚手作業で刷り上げる点も特徴だ。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー第 415 回企画展【Dafi Kühne: Constructing Posters ダフィ・クーネ:ポスターを構築する ―形をつくる、版をつくる、表現をつくる―】では、完成したポスターに加え、制作プロセスの中で生まれた痕跡も展示される。デザイン、版づくり、印刷までを自ら手がけるクーネの制作姿勢を通して、手仕事と機械、伝統的な技術と現代的な工夫が重なる表現に触れられる。
会期初日の2026年7月14日(火)には、DNP銀座ビル3Fでダフィ・クーネによるギャラリートークも開催予定。同時期に開催される3つの活版印刷関連展覧会をめぐる「3館スタンプラリー」も実施される。
プロフィール

100 Jahre Kulturgesellschaft Glarus(グラールス文化協会100周年)/Kulturgesellschaft, Glarus, Switzerland(グラールス文化協会)/周年ポスター/2020 Photography by Hanna Jaray
ダフィ・クーネ(Dafi Kühne)
1982年生まれ、グラフィックデザイナー、活版印刷職人・作家。チューリッヒ芸術大学(ZHdK)ビジュアルコミュニケーション専攻、英国レディング大学でタイプデザイン研究修士号(MRes)を取得。2009年より、スイスアルプスにある自身のスタジオbabyinktwice.chで活動している。音楽、アート、建築、演劇、映画、プロダクトなどのためのポスターを制作し、2018年以降はウェブ動画シリーズ「The Dafi Kühne Printing Show™」を公開。2021年にスイスデザイン賞および東京TDC賞を受賞。国際グラフィック連盟AGI(Alliance Graphique Internationale)会員。
Instagram:@dafikuhne
開催情報
ギンザ・グラフィック・ギャラリー第 415 回企画展「Dafi Kühne: Constructing Posters ダフィ・クーネ:ポスターを構築する ―形をつくる、版をつくる、表現をつくる―」
会期:2026年7月14日(火)-8月26日(水)
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1F
開館時間:11:00-19:00
休館日:日曜・祝日
入場料:無料
ウェブサイト:https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/
Instagram:@ginzagraphicgallery
X:@ggg_gallery