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「TOKYO ART BOOK FAIR 2025」、東京都現代美術館で12月に初の2週末開催

Dec 3, 2025
今年で15回目を迎える「TOKYO ART BOOK FAIR 2025」(以下、TABF)が、東京都現代美術館を舞台に初めて2週末にわたる形式で開催される。会期は12/11(木)〜14(日)、そして12/19(金)〜21(日)。週ごとに出展者を入れ替え、合計約560組の多彩な出版社、ギャラリー、アーティストが国内外から集う。

「TOKYO ART BOOK FAIR 2025」、東京都現代美術館で12月に初の2週末開催

Dec 3, 2025 - NEWS
今年で15回目を迎える「TOKYO ART BOOK FAIR 2025」(以下、TABF)が、東京都現代美術館を舞台に初めて2週末にわたる形式で開催される。会期は12/11(木)〜14(日)、そして12/19(金)〜21(日)。週ごとに出展者を入れ替え、合計約560組の多彩な出版社、ギャラリー、アーティストが国内外から集う。

第9回目となるTABFの恒例企画「ゲストカントリー」では、イタリアを特集。1966〜1977年の社会・政治運動の中で生まれた出版物を紹介する『YES YES YES Revolutionary Press in Italy 1966-1977』や、1978〜2006年のZINEカルチャーを追う『OUT OF THE GRID: Italian Zine 1978–2006』などを通じて、イタリアにおける独立系出版の軌跡をひもとく。また、デザインと企業文化の関係性に迫る『Marchette』、ブルーノ・ムナーリによる絵本の世界に没入する『Toc toc. Bruno Munari 1945: dentro i libri!』といった企画も注目だ。

Rosso, nr. 15, MAR-APR. 1975

Courtesy of Corraini Edizioni

そのほかにも、ホンマタカシが難民のポートレートと、彼らが避難生活の中でも手放さなかった「大切なもの」を撮影した《SONGSーものが語る難民の声》の作品展や、Pace Galleryが制作してきた展覧会の印刷物を紹介する展示、Sigmaが発足したばかりのSigma Foundationによる写真家ソルベ・スンズボー(SølveSundsbø)、ジュリア・ヘッタ(Julia Hetta)の両氏の作品プレゼンテーション、New Balanceのフリーマガジンの配布や連動企画など、カルチャーを横断する多様なプログラムが展開される。

© Takashi Homma

from Hanataba ©️ Sølve Sundsbø

さらに、今年は会場でのラッピングサービス「BOOK WRAPPING CORNER」も登場。ブルーノ・ムナーリ、中村至男、デヴィッド・ホーヴィッツのデザインによるオリジナル包装紙が用意され、ホリデーシーズンを彩る。

アートブックを中心に、世界中の「本にまつわる表現」が交差するTABF。紙をめぐるコミュニティの現在地と、そこに広がる未来の風景を体感できる場となりそうだ。

【開催情報】
展覧会名:TOKYO ART BOOK FAIR 2025
会期:
Week 1
12月11日(木)12:00〜19:00(最終入場18:30)
12月12日(金)〜14日(日)11:00〜18:00(最終入場17:30)
Week 2
12月19日(金)12:00〜19:00(最終入場18:30)
12月20日(土)〜21日(日)11:00〜18:00(最終入場17:30)
会場:東京都現代美術館 企画展示室B2F、エントランスホール ほか
住所:〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
入場料:オンラインチケット(日時指定) 一般 1,000円+発行手数料165円(税込)※小学生以下無料
当日券:1,200円(16時まで販売。予定数終了次第販売終了)
公式サイト:https://tokyoartbookfair.com/
Instagram:@tokyoartbookfair@zinesmate
X:@tabf_info

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