日本のプロダクトデザインに革新を促すイベント「alter. 2025, Tokyo」、日本橋にて開催
本イベントの大きな特徴は、一般的な出展料を支払う形式ではなく、選出されたプロジェクトには最大300万円の助成金が提供される点にある。展示の評価基準も単なるプロダクトの完成度にとどまらず、社会課題への意識、ナラティブ性、空間設計や体験設計を含めた総合的なプレゼンテーション力が問われる。
また、10代向けのプロダクトデザイン教育プログラム「眺める側のコンポジション」や、選考を行ったキュレーターや有識者による日替わりのトークセッション、さらにはクリエイターによるプロトタイプや書籍が購入できるマーケットも併催。会期中には最優秀プロダクトに贈られるアワードも設けられ、優れた作品を表彰する。

出展クリエイターには、<we+(ウィープラス)>、<POETIC CURIOSITY(ポエティックキュリオシティ)>、アオイヤマダ、秋山亮太、GYOSHA など、多様な分野から精鋭が参加。プロダクトデザイナーに限らず、現代美術家、音楽家、写真家、ダンサー、研究者などがプロジェクトを構成し、業界の枠を超えたアプローチが展開される。

開催概要
alter. 2025, Tokyo(アルター・2025・トーキョー)
会期:2025年11月7日(金)〜11月9日(日)
時間:11月7日・8日 11:00〜20:00/9日 11:00〜17:00
会場:日本橋三井ホール
東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 4・5F
入場料:
・1日券 2,000円(学生 1,000円)
・3日通し券 3,000円(学生 2,000円)
※中学生以下無料、学生割引は学生証の提示が必要。
参加クリエイター:
アオイヤマダ, 秋山亮太, 伊敷勇琉, 石﨑朝子, 磯部昭子, 板垣勇太, 稲垣直秀, 井上智明, 井上岳, 井上祐希, 岩﨑翔, 岩下慧, we+, 上田樹一, 宇佐美雅司, 大嶋洋二郎, 太田琢人, 大西弘明, 神山真美子, 亀山大樹, 川谷光平, 河野未彩, 木村和希, GYOSHA, 栗原あずさ, 佐藤駿次, 白水高広, シンスダンリー, 杉野龍起, 鈴木康洋, 高田陸央, 髙野潤, 高野慎太郎, 髙橋輝, 田渡大貴, 丹羽隆介, 玉山拓郎, 田村名那佐理, 寺田祥治, 東京香堂, TORI, 富田晨, 中武董平, 西田悠真, 原ちけい, 深治遼也, 福本純也, 古館壮真, POETIC CURIOSITY (青沼優介+三好賢聖), 松下陽亮, 水迫涼汰, 光井花, 三宅晴輝, ものや, 八木幣二郎, 山本祥磨, 良知慎也, 劉功眞(11組59名 / 五十音順)
主催:alter. 実行委員会
協賛・協力:三井不動産株式会社(特別協賛)、カリモク家具株式会社(協賛・協力)、say hi to_(メディアパートナー)、dezeen(メディアパートナー)、他
alter.について
alter.は、次世代を担う35歳以下の若手クリエイターたちによるプロトタイピングや異業種間のコラボレーションを促進し、オルタナティブなプロダクトデザインの可能性を提示することを目的としたイベント。
コミッティーメンバーについて

コミッティーメンバーは、世界をリードする美術館である ニューヨーク近代美術館(MoMA) キュレーターの Tanja Hwang、 パリのポンピドゥセンター キュレーター Olivier Zeitoun、グローバルなデザインシーンを牽引するデザインスタジオ Formafantasma、世界の都市文化を舞台に活動する設計者 / SKWAT代表 中村圭佑、国際的なデザインメディア / プラットフォームである say hi to_ 主宰 Kristen de La Vallière の5組で構成されている。