ネオンピンクが都市を照らす、エル・ボチョ個展「PINK」が中目黒・104GALERIEで10/18(土)より開催
本展では描き下ろしの新作ペインティング約30点に加え、ベルリンから来日する数名のアーティストとの共作によるインスタレーションも披露される予定だ。1997年にベルリンへ移住し、壁崩壊後の再生都市を舞台にストリートアーティストとしての活動を始めたエル・ボチョは、「大都市の日常」をテーマに、人生の喜びや切望を描き続けてきた。
新作シリーズ「PINK」では、すべてのキャンバスをアグレッシブなネオンピンクで塗りつぶすところから制作が始まる。そこに浮かび上がるのは、ポートレートや建築、花といった普遍的なモチーフ。しかしその中には、都市生活の断片や、気候危機、孤独への問いかけなど、現代社会が抱える切実なテーマがそっと織り込まれている。
《Surreal Seascape Titanit》には、巨大な客船とピンクの空が幻想的に描かれ、逃避願望や環境不安がにじむ。《Girl Crown》《Flower Still life Blue》といった作品群では、明るい色彩の奥から、鋭いまなざしと静かな感情が立ち上がる。
ベルリンから東京へ。色彩と問いが交差するキャンバスが、新たなコミュニケーションの場を生み出す。エル・ボチョ本人も来日予定となる本展。都市の今を鮮やかに映し出す作品群と向き合う時間を、ぜひ会場で体験してほしい。
エル・ボチョ(EL BOCHO)
デザインを学んだ後、1997年にベルリンに移住。「大都市の日常」をテーマに、ベルリンや世界各地でストリートアートやミューラル、個展を展開。都市空間と対話する繊細な視点と、鮮やかな色彩で国際的な評価を得る。
Instagram:@elbochoberlin
展覧会名:PINK
会期:2025年10月18日(土)〜11月15日(土)
会場:104GALERIE
住所:東京都目黒区青葉台1-20-4 FORCEビルB1F
開廊時間:11:00〜17:00(10月18日のみ15:00より開廊)
休廊日:日曜・祝日
オープニングレセプション:10月18日(土)17:00〜19:00
公式サイト
Instagram:@104galerie

