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野原邦彦「SHABON」、9/9(火)よりgallery UG Tennozにて開催、泡と盆栽が交差する“心地よい瞬間”の世界

Sep 1, 2025
彫刻家・野原邦彦による個展「SHABON」が、9月9日(火)から9月27日(土)まで、東京・天王洲のgallery UG Tennozにて開催される。

野原邦彦「SHABON」、9/9(火)よりgallery UG Tennozにて開催、泡と盆栽が交差する“心地よい瞬間”の世界

Sep 1, 2025 - NEWS
彫刻家・野原邦彦による個展「SHABON」が、9月9日(火)から9月27日(土)まで、東京・天王洲のgallery UG Tennozにて開催される。

野原は一貫して「心地よい瞬間」をテーマに作品を制作してきた作家だ。本展では、新作シリーズ《SHABON》を中心に展開。泡(しゃぼん)と盆栽という、一見結びつきのないモチーフが組み合わさることで、見る者の感性に揺らぎを与える独自の風景を構築する。

特徴的なのは、野原作品に共通して登場する「水中メガネをかけた人物像」だ。このモチーフは“匿名性”の象徴であり、鑑賞者が自身の記憶や感情を投影する装置となる。見る者が、自らの「ふとした幸せな記憶」を想起し、内面と対話するための静かな装置として機能する。

本展で提示されるのは、ただ愛らしいだけではない、匿名性と個人的記憶、そして日常の美が織りなす静謐な時間だ。現代社会における「匿名性」は、包摂性や多様性といった重要な価値観にも繋がっており、野原の作品はその本質にも静かに触れている。

過去には、上野の森美術館(2017年「ステキな時間」)、ザ・リッツカールトン東京(2023年「Floating moment」)、香港TOWN CLUB(2024年「The Flavor of Art」)など国内外で精力的に発表を重ねてきた野原。今展もまた、彼の代表作群に新たな視点を加える展示となるだろう。

野原邦彦
1982年 北海道恵庭市生まれ。
2007年 広島市立大学大学院 芸術学研究科 彫刻専攻修了。
2010年よりgallery UG専属アーティストとして活動。
「心地よい瞬間」と「匿名性」をキーワードに、木彫を中心とした作品で国内外の展覧会にて活躍。
Instagram:@nohara_kunihiko

野原邦彦「SHABON」
会期:2025年9月9日(火)〜9月27日(土)
時間:11:30〜18:30
休廊日:日曜・月曜(※9月14日・15日はTennoz Art Weekに合わせて開廊)
会場:gallery UG Tennoz
住所:東京都品川区東品川1丁目32−8
公式サイト:https://gallery-ug.com/exhibitions/nohara_shabon_2025/

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