デザイナー田邉氏は、京都大学経済学部を卒業後、パターン養成学校で服作りの基礎を学び、老舗テキスタイルブランド「細尾（HOSOO）」でテキスタイルデザインと商品企画に携わった後、自身のブランドを立ち上げる。「巨人の肩の上に立つ（standing on the shoulders of giants）」というニュートンの言葉を引用し、過去の偉人たちの功績に基づいて新たな創造を目指す姿勢を表している。イタリアのインカス社のタンニンレザーやトスカーナのムートンなどの上質な素材を使用し、京都の染めや伝統技法を取り入れたプロダクトを製作。映画、小説、写真などのカルチャーから影響を受け、京都をはじめとした世界各地の伝統的な職人技術を活かしたコレクションを展開している。
