パリに拠点を移し、パリファッションウィークに復帰
＜1017 ALYX 9SM＞は、正式にパリに拠点を移す。今後のメンズウェアおよびウィメンズウェアのコレクションは、パリファッションウィーク中に別々に披露され、コレクションをプレスやバイヤーの方々に紹介する新しい方法を模索しつつ、コミュニティとの繋がりを生み出していく。＜1017 ALYX 9SM＞は、2025年春夏メンズウェアコレクションをランウェイ形式で披露し、パリのランウェイに復帰する。これにより、ブランドが2018年6月に初めて名門ファッションウィークに参加した場所であるパリを本拠地とする。

加速するウィメンズウェア
10年にわたるウィメンズウェアブランドとしての歴史を築いてきた＜1017 ALYX 9SM＞は、ウィメンズコレクションへも堅実なコミットメントでアプローチし発表していく予定。

新たな取り組みによって、ウィメンズウェアへのコミットメントを再確認するとともに、革新的で独自の提案を生み出すコラボレーションを追求するだけでなく、職人技と革新的なアイディアの融合を促進していく。また、2024年は、流通チャネルも広げていくことを表明。チェンとウィリアムズは、ブランドフォロワーが数多く存在するトップ10の都市の小売スペースへ広げることでブランドコミュニティを発展させていくことを目指す。

DTCへの注力
成長過程において、より直販（DTC）チャネルにも重きを置く。独自のDTCドロップを継続的に行なってくことで、リリースとコレクションを定期的に活性化させ、小売パートナーやポップアップショップも行なっていく予定。

ブランド設立10周年のセレブレーション
今年でブランド設立10周年を迎える＜1017 ALYX 9SM＞は、一連のイベントやエキシビション、スペシャルな印刷物も計画して流という。ブランドのコミュニティが特に強いキーとなる都市では、一年を通じて独占的なドロップや再販売も計画。

ウィリアムズとチェンは、ファッションの変革的な力とそのポジティヴな変化をもたらす可能性を探求する。

Matthew M. Williams
カリフォルニア育ち、シカゴ出身のクリエイティヴディレクター。彼の美学は、クリエイティヴな再利用、革新、職人技に基づいている。デビューウィメンズコレクションである2015年秋冬シーズンに始まり、レディトゥウェア、アクセサリー、シューズのコレクションには、メンズ＆ウィメンズのフルコレクションだけでなく、Nike、Dior、Moncler、Mackintoshなどとのコラボレーションも含まれる。ウィリアムズのユーティリティの影響、エンタテインメント業界での仕事、技術、職人技、製作に対する深い知識によって、現代ファッションにおけるユニークな視点を提供している。

Adrian Cheng
エイドリアン・チェンは、芸術、ビジネス、革新を結びつける情熱を反映させたパーソナルな投資商品を確立させた文化起業家。彼は世界初の「文化的商業」コンセプトを創設し、次世代のためにユニークな顧客体験をキュレーションし続ける。彼の事業には、プロパティ開発、アートモール、高級住宅、商業開発、異文化アート教育と伝統的な職人技術の保存に専念する非営利団体も含まれる。香港のアート＆デザイン地区として知られるVictoria Docksideや、新しい文化的小売の時代を切り拓き、世界のミレニアル世代に影響を与える「文化のシリコンバレー」として知られる博物館のようなランドマークなど、画期的なプロジェクトを主導している。2014年以来、チェンはArtReviewの「Power 100」に掲載され、2021年には24位にランクイン。2022年には、フランスと香港の関係に対する優れた貢献とアジアでのフランス文化の促進への努力が認められ、フランス政府から国家功労勲章を授与される。2023年には香港特別行政区政府によってMega Arts and Cultural Events Committeeの委員長に任命され、中国と世界の間の文化的交流拠点として市の地位を強化するための尽力している。

1017 ALYX 9SM
1017 ALYX 9SMは、高品質素材、反抗的な文化、現代的職人技術のコンセプトに基づくブランド。ニューヨークで創設され、後にイタリアに拠点を移したこのブランドは、ウィリアムズの育ったカリフォルニアとニューヨークからの影響、そして細部へのこだわり、革新、新しいアイディアを前進させる意欲を見事に融合させる。職人技術、技法、サステナブルな製作手法に焦点を当て、メンズ＆ウィメンズのフルコレクションを提案し、それらの融合を常に追求している。