国立西洋美術館にて、企画展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」が3月12日(火)から開催
20世紀前半までの西洋美術作品を収蔵・展示してきた国立西洋美術館。本展覧会は、1959年の開館以来初めての試みとなる、現代アーティストとの大々的なコラボレーションによる展覧会。
国立西洋美術館の母体となった松方コレクションを築いた松方幸次郎は、日本の若い画家たちに本物の西洋美術を見せるため、膨大な数の美術品を収集しました。開館65年、館設立の原点を見つめ直し、館の未来を思い描くなかで生まれた問いかけ――。「国立西洋美術館の展示室は、未来のアーティストたちが生まれ育つ空間となりえてきたか?」
それは、国立西洋美術館の自問であると同時に、参加アーティストたちへの問いかけである。
そして、展示室を訪れてくださるみなさんとともに考えたい問いにほかならない。国内外で活躍する現代アーティストたちが西洋美術館の所蔵作品からインスピレーションを得て制作した作品や、美術館という場所の意義を問い直す作品など、少なくない新作を通して、西洋美術館やそのコレクションが現存のアーティストをいかに触発しうるかを検証する。また、モネ、セザンヌ、ポロック…西洋美術史に残る巨匠たちの名品約70点も展示。過去に生みだされた作品、現代に制作された作品を通じて館の新たな可能性を模索。現代の、また未来のアートシーンを知るうえでも必見の展覧会。
■本展出品アーティスト(五十音順)
飯山由貴、梅津庸一、遠藤麻衣、小沢剛、小田原のどか、坂本夏子、杉戸洋、鷹野隆大、竹村京、田中功起、
辰野登恵子、エレナ・トゥタッチコワ、内藤礼、中林忠良、長島有里枝、パープルーム(梅津庸一+安藤裕美+
續橋仁子+星川あさこ+わきもとさき)、布施琳太郎、松浦寿夫、ミヤギフトシ、ユアサエボシ、弓指寛治
■開催概要
展覧会名 「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?
──国立西洋美術館65 年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」
会期 2024年3月12日(火)~5月12日(日)
会場 国立西洋美術館 企画展示室(東京都台東区上野公園7-7)
主催 国立西洋美術館
展覧会ページ(国立西洋美術館公式サイト内)
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2023revisiting.html