本プロジェクトは、世界中からファッション関係者が集まるメンズファッションウィークの期間に合わせ、ローカルコミュニティや業界関係者と“直接的な対話”を実現する場として企画された。

会場構成は、パリを拠点に独自の美学を発信する「ILL-STUDIO」との共創によるインスタレーション形式で展開。テーマは「FORM FOLLOWS FICTION（かたちは物語に従う）」。衣服を単なる機能ではなく、記憶や感情、社会性を内包した“動的な文化装置”として提示している。空間デザインは、Graphpaperの始まりである青山店の空間設計思想、1969年にキュレーター Harald Szeemann(ハラルド・ゼーマン) が 提唱した『When Attitudes BecomeForm(態度が形になるとき)』より着想を得たコンセプトに基づいている。「かたちが物語に従って生まれる瞬間を、ゲストと共有したい」——それが本プロジェクトの核となる想いである。

また、パリでのポップアップストア開催に先駆け、ベーシックコレクションによるビジュアルを公開する。「退屈でない普通」をコンセプトに、＜Graphpaper＞の根幹にある“本質的な洋服としての価値”を純粋に追求。消費的な流行(ファッション)とは一線を画し、現代の都市生活にふさわしい、タイムレスなワードローブを提案するベーシックコレクション。今回公開するビジュアルは、ポップアップストアで展開される商品によって構成され、無機質で構築的な建築物を背景に、洗練された現代的ミニマリズムを体現したコーディネートを披露する。

更に、このポップアップストアのタイミングに合わせ、＜Graphpaper＞として初の越境EC（クロスボーダーEC）を 2025年6月26日（木）より同時スタート。日本国外からも＜Graphpaper＞の商品を購入できる。
また、ILL-STUDIOとの共創による限定コラボレーション商品を、パリのポップアップストアで先行発売、6 月 28 日（土）より日本国内の一部店舗およびオンライン(オンラインは未確認)にて発売開始となる。

開催情報
会期：2025年6月26日(木)-6月29日(日)
時間：11:00 ‒ 19:00
会場：21 Rue Chapon, 75003 Paris, France