美しいをつくるバランス。木野山ゆう|ヘアメイク安藤瞳のときめきバイブル P.04
この連載「ときめきバイブル」では、東京で働く女性をモデルに、似合わせを意識しながらいつもと違う自分を提案します。
1994年生まれ。CM、MV、雑誌、ブランドルックなどで、アーティストやモデル、アイドルなどのヘアメイクを担当。2017年に個展「CHERRY PEPPER」(名古屋大須)、2019年に個展「Utakata」(表参道ROCKET)を開催。各種メディアで連載をもち、ライターとしても精力的に活動中。
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styling:橘 昌吾(@shogo_tachibana)
今回メイクしたのは、モデルの木野山ゆうちゃん。
職業:モデル
年齢:25歳(1994年3月27日生)
出身:愛媛県
趣味:お酒
特技:運動ほぼ全部
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ゆうちゃんは、すっぴんとか寝起きとか生活の中でみられる表情がかわいい。なんというか日常を感じる彼女にしたいなっていう魅力のある女の子です。
その素肌感を残しつつ、はっきりとしたパーツに華やかなポイントメイクをするのがバランスのとれたおめかしなのかなと思います。
↓make up↓
いまどんなメイクがすき?
私が中高校生ぐらいのときってギャル文化で、つけまを重ねた真っ黒なアイメイク、リップにはみんなコンシーラー塗ってた。いまは、ラメ感の強い目元や赤リップやビビッドなティントリップがベーシックになっている気がします。
女の子は気分や時代、トレンドに合わせていろんな自分の顔をつくっていくんだなあ。どこに力を入れるかで顔が変わるのってほんとたのしいよね。
今回はそれでいうとリップを一番にもってきたメイクをしました。リップをアイメイクのポイントカラーにもってきているから、ポーチを軽くしたい日にもおすすめ。さらに統一感も簡単に出せちゃうので引き締まった印象になります。
使用コスメはこちら
(lip)LUNASOL / EX01 Mysterious Burgundy
(eye)パーフェクトマルチアイズ 01、ラブ・ライナー ダークブラウン
【ベースメイク】
ベースメイクは、顔の中心にのみしっかりカバーするファンデーションを。ツヤを残しつつ、血色としてやわらかいオレンジのチークで立体感をつくりました。
ぽてっとしたナチュラルさを残すために、パウダーは厚塗りせずブラシで一度塗り。
【アイメイク】
アイシャドウは今回ちょっと変わったことしちゃいました。ベースは、マットなブラウンで囲み目に。パレット左下のカラーをメインに使いました。
メイクのポイントとして、下まつげをリップで埋めました。今回使ったのは重ためのマットリップ。グロスはアイメイクには使いません。ヨレ防止のために必ず目まわりにパウダーをしっかりうちます。
そのあと、リップをチップや細めのブラシの先にとって薄く細くまつげのキワを埋めます。そして流れないように綿棒などでとったパウダーを重ねて終わり。
アイシャドウができたら、ハイライトをポイントで重ねました。アイラインは、短めにブラウンを細くすらっと。マスカラは上をブラウン、下をチェリーレッドで。
【リップ】
深いカラーのふわっとしたマットリップと青みラメたっぷりのグロス。
ふんわり系のマットなリップって塗り方を間違えると乾燥したり、表面にだけ色がのったムラだらけの見た目になったりちょっと難しい。
今回は特にしっかり色がはいったリップにしたかったので、塗る前にとにかく保湿をしました。そしてグロスの方を全体に塗ってからティッシュオフ。少しラメが残るな、くらい。次に、唇のやまにかけてグラデーションをつくるようにマットなリップを濃く重ねます。
カラーも質感も冬らしいこっくりした印象に。グレーな空にもよく似合います。
ヘアスタイルは、重たく巻いてマニッシュなお洋服に合わせました。
ベースは外に顔まわりと表面だけ強くウエーブをつけることで、シルエットはかっこよく、揺れたらかわいいヘアスタイルを。
美しい大人のメイクはバランスをとるのが得意な気がする。ポイントは抑えつつ、抜くとこ抜ける余裕がある感じ。
自分に合うバランスを知るには、順番を変えてみるといいかも。(ベースメイクはいちばんに)眉毛かくところからなのをリップからにしてみる、とか。
そうすると、あれ?これもしかしてなくてもいいのでは!って部分とこれは必要なんだな、ってアイテムがなんとなく現れます。
毎日のメイクをほんの少しずつアップデートできたらずっとかわいくいられちゃうね。この記事がそんなモチベーションに繋がったらうれしいです。
木野山ゆうさん着用
トップス・ボトムス / PEIEN
Tシャツ / CONTii
ヘアメイク安藤瞳のときめきバイブル
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