FEATURE

2019.04.19

AZI×UVERworld「信⼈⽣誕祭」の⾐裳ができるまで

グラフィティアーティストであり、RAKUGAKIのデザイナーでもあるAZIは、プライベートでも親交があるというUVERworldの衣裳やツアーグッズ、MVの美術などを幅広く手掛けている。
2019年2月14日、ベーシストの信人の誕生日にZepp Fukuokaで行われた「信人生誕祭」でも、AZIによる衣裳を身につけた信人氏がステージに立った。

ー UVERworldとAZIさんとの出会いは?

はじめはボーカルのTAKUYA∞と知り合って、それからメンバーを紹介されながらいろんなことをやりはじめていった感じです。ツアー用の衣裳も提供しますし、信人の生誕祭は、2018年、2019年と連続で衣裳を手掛けています。

ー 今回の衣裳デザインはどのように進めていったのですか?

プライベートでも親交のある仲間なんで、普通の仕事の頼まれ方とはけっこう違う進み方なんですよね(笑)。信人からのオーダーは特になくて、会って「どうしようか?」からはじまって、「信人の干支は?」「猿」「じゃあ猿にしようよ」みたいな感じ。会って5分で決まっちゃった(笑)。やぱり、会って話すことは大切だと思います。それから、世界各国の猿を調べていったら、インド神話に猿の神様がいたんですよ「ハヌマーン」っていう。で、これにしようって。いろんな資料をみながら、スケッチして、下描きをして、それをメールで確認してもらって本番に入る感じでしたね。

ー これを仕上げるのにどれくらいの時間がかかりますか?

ペンで描きはじめてから、だいたい7時間くらい。一気に描かないと線が変わっちゃうんですよ。昨日の自分と今日の自分は違うから。憑依したら止まらなくなるというか、一部分だけ描いて休憩とかできないんですよね。全部描くまで終われない(笑)。

ー 描く中でこだわったポイントはどこですか?

たとえばおでこのところにある紋章がUVERworldのロゴになっていたりとか、僕がオリジナルで考えたUWのモチーフもちりばめてみたり。ベースは「ハヌマーン」だけど、あとは自分の解釈で描いていく感じです。

ー ライブの衣裳だけでなく、MVなどにも協力されていますよね?

直近だと、2月にリリースされた「Touch off」のMVで、TAKUYA∞の衣裳や信人の靴裏にペイントしています。普通靴の裏にペイントなんてしないけど、下から撮るという演出があったので、本人が靴裏までこだわりたいということでペイントしました。「FREEDOM」と「ESCAPE」の文字は、生誕祭の衣裳にも前面に入っています。

ーUVERworldのライブをご覧になった感想は?

ツアーにしても生誕際にしても本当に盛りあがるんですよ。UVERworldのファンは比較的若い人たちだし、いまの20代とかってあまり野心がないとか、争いたくない、働きたくないとか言われるじゃないですか。でも、UVERworldのライブには「それじゃいやだ」と思っている子が集結している気がする。普段はおとなしくていい子だけど、ライブのときはいつもと違う自分になれる。そういう感覚があるような気がします。

これは僕の勝手な感覚なんだけど、僕とかUVERworldのメンバーくらいの年代の人が言ったことのほうが、若い子にとっては説得力あるんじゃないかなって。僕もいま約40歳で「RAKUGAKI(=楽描き)」とか言ってますけど、RAKUGAKIという言葉と年齢に違和感があるからおもしろいし、響きやすいのかな、と。特に狙っていたわけじゃなくて、自然とそういう存在になってきたんだと思うんですよね。

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