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渡邊圭祐 – 型にはまらず、登りつづける

Dec 18, 2020 - MUSIC
今、数々の映画やドラマに出演し注目を集める若手俳優、渡邊圭祐。端整な顔立ちに、凛とした瞳。独特のオーラを放つ彼はアミューズ所属の若手俳優による「チーム・ハンサム!」のメンバーの一人。役者としての渡邊圭祐だけではなく、パフォーマーとしての新たな一面を探る。

葛藤からのスタート。ライブを経て変化したハンサムの活動 

— 2020年2月に、アミューズの若手俳優による「チーム・ハンサム!(以下ハンサム)」のメンバーとして、東京・両国国技館で渡邊さん自身初のパフォーマンスをされましたね。

自分がまさか大きな舞台で歌ったり踊ったりするとは思ってもみませんでした。昨年から仲間に入ったのですが、僕はダンスも歌も苦手で。そのためか最初はハンサムの活動にあまり乗り気になれなくて。

加入当時はスケジュールやメンタル面でも余裕がない時期だったので練習をする時間もとれず、ほかのお仕事との両立がなかなかできずに悶々とする日々を送っていました。

 

— ハードスケジュールの中での両立は大変ですよね。本番を迎えるころには心境も変わりましたか?

ええ。舞台に立ったときは率直に楽しかったです。できるようになるとダンスもだんだん好きになりました。

歌は、練習時間がほとんど取れなかったので、歌詞を覚えるのに精一杯でしたが。その分、かっこよく見える角度やカメラに向ける視線、ファンの皆さんがどうすれば喜んでもらえるのかを研究しました。

— カメラ目線でウインクをしたり?

いや、そういうのはあまり得意じゃなくて(笑)。グループの中で一番年上なので、「大人の色気」を感じてもらえるようなクールな表情を意識していました。

ハンサムのメンバーはキラキラしているというか、爽やかな人が多いんです。僕はその点、毛色が違う気がしていて。ファンの皆さんや周りが僕に求めているのも、きっとクールな感じなのかなと。

 

— なるほど。そんなライブを経て、2020年12月23日に発売されるニューアルバムの表題曲『GET IT BACK!』ではハンサムメンバー全員で作詞に挑戦されたんですよね。

中心になって作詞制作に携わらせてもらいました。メンバーから言葉を集めて、それを一つずつ組み合わせたりして。

作詞ははじめての経験で、さらにメンバーそれぞれの想いを一つにまとめることは本当に難しかったです。でも、すごくいい経験ができたなと。

— 渡邊さんのお気に入りのフレーズはありますか?

僕が好きなのは2番の冒頭。

「手の届く距離、愛を込めて向き合う だから離れなくちゃいけない いまを生きる春を追いかけ、思った当たり前ってなに?」

この歌詞は僕がメインでまとめたパートなのですが、小関裕太のある言葉を参考にしているんです。新型コロナウイルスの影響で、当たり前に会えていた人と会えなくなって、会いたいという気持ちに蓋をし、たくさんの人が我慢をしていますよね。自粛期間中のオンライン会議で、彼が「愛があるからこそ距離をとらなきゃいけない」と言って。本当にそうだなという想いと、少し励まされるような感覚を覚えて。きっとたくさんの人に共感してもらえる言葉なんじゃないかと、歌詞に入れました。

もちろん、ほかのメンバーの想いや言葉も込められている曲で、自分たちで作っているからこそ思い入れがとても強いです。

 

— とても前向きになれる歌詞ですね。作詞以外に初挑戦されたことはありますか?

今回のアルバムでは、全員参加のもの以外に「バンドチーム」「マイクパフォーマンスチーム」「ラップチーム」「ダンスチーム」の4つのユニット曲が収録されています。僕はバンドチームに所属していて、甲斐翔真がボーカルで僕はrapにも挑戦しています。今までにないバンドサウンドの曲なので、是非楽しみにしていてほしいです。

 

自分に対する先入観を壊したい

— ハンサムの活動を通してお芝居だけでなくダンスや歌など、さまざまな表現に挑戦されていますが今後の目標はありますか?

目標は持たないようにしています。というより、そんな余裕がないというか、今はただお仕事をしっかり力強くやり抜くこと、楽しもうという気持ちが強いです。

— では、憧れの人はいますか?

舘ひろしさんにお会いしたときは身体が震えるくらいの衝撃を受けました。本当にかっこいいんですよ。もう言葉では表せないくらい。

はじめてお会いして衝撃を受けてから、館さんが出演されている作品をたくさん観るようになって。館さんはコメディからハードボイルドな役柄まで演じられていて、その表現の幅が本当にさすがだなと。

2021年1月に公開される映画『ヤクザと家族』の予告を拝見したのですが、館さんと尊敬する俳優の一人である綾野剛さん、そのほかの出演者の皆さんが本当にかっこいい。予告を何度見たことか。僕も一段一段上に登って役者としてしっかり痕迹を残し、内から滲み出るようなかっこいい役者、人間になりたいです。

— 参考にしていることはありますか?

館さんについてリサーチをしているときに見つけた記事情報なのですが、館さんは自己紹介のときに「はじめまして、館です」と仰るんですよ。これは渡哲也さんから影響を受けているみたいで。だから僕も「渡邊です」と言うようにしています(笑)。まずは、できるところから取り入れていこうかなと。

 

— いいと思います(笑)。では、渡邊さんならではの強みは何だと思いますか?

「ギャップ」ですかね。普段「あまり喋らなさそう」とか、ミステリアスな印象を持たれることが多いんです。でも実際はそうではない部分もあって。「そんな一面もあったんだ」と言ってもらえることが多いです。

そう言った意味では、二枚目にも三枚目にもなれる。幅の広い演技ができることが強みなのかなと。今持っていただいているイメージを大事にする一方で、その先入観を壊していきたいと思っています。

―私もはじめはすごくクールそうな方だなと思っていましたが、お話しさせていただくととても柔らかな印象を受けました。これから俳優業はもちろんハンサムでの活動を通して、いろんな表情の渡邊さんを拝見するのがとても楽しみになりました。

ありがとうございます。今回のハンサムのプロジェクトでいうと作詞や楽器演奏など、はじめてのことに挑戦しています。皆さんに新たな一面を見ていただけるのかなと、僕自身とても楽しみです。

 

— 今回のアルバムでは、どんなところに注目してほしいですか?そして最後にメッセージをお願いします。

アルバム『GET IT BACK!』は、僕らハンサムメンバーが先頭に立って作りあげたもの。これまでとはまた違う、新しいハンサムのカラーが色濃く出ているはずです。

プロジェクト名として掲げている「OVER THE RAINBOW」に込めた想いは、小関裕太が話してくれているはずなので割愛しますが、虹の先にある景色を、僕たちと一緒に見にいきましょう。僕たちが連れていきます。

雨続きの2020年でしたが、その分、地は固くなっているということを忘れないように。こういう時代だからこそ、今をしっかりと生きよう。というメッセージ性の強いアルバムになっています。たくさんの方の心に寄り添える音楽や言葉がたくさん詰まっているので、ぜひ聴いてほしいです。

 

Profile _ 渡邊圭祐(わたなべ・けいすけ)
1993年11月21日生まれ、宮城県出身。最近の出演作は、『仮面ライダージオウ』、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』、ドラマ『MIU404』、Paraviオリジナルドラマ『love⇄distance』など。今後は、ドラマ『直ちゃんは小学三年生』、映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』(’21年3月12日公開)などが控えている。
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Information

チーム・ハンサム! NEWアルバム

SUPER HANDSOME COLLECTION『GET IT BACK!』

2020年12月23日(水)発売

「2020 OVER THE RAINBOW PROJECT」オフィシャルサイト

  • Model : Keisuke Watanabe
  • Photography : Kei Matsuura
  • Styling : Kentaro Okamoto
  • Hair&Make-up : Akihiro Ohno(ENISHI)
  • Art Direction : Kazuaki Hayashi
  • Text : Yui Hosomi
  • Edit : Yusuke Takayama