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ANREALAGEとPITTA MASKがコラボレーション。21秋冬パリファッションウィークで発表。

Mar 9, 2021 - FASHION
森永邦彦が手がけるANREALAGEが、PITTA MASKとコラボレーションした「ANREALAGE X PITTA MASK PATCHWORK MASK」を、パリ・ファッションウィークのオフィシャルスケジュールで発表した。

現代社会の細部に向けられるANREALAGEの一貫した視点は、デジタル環境がもたらすフラットな世界観に向けられ、ディスプレイ上で描かれる重力も質量も反転した姿を“取り戻す”ことが今季のテーマに結びついていた。天地が逆転を繰り返す映像表現に加え、ドレーピングや模様のデザインアプローチにも投影されたコレクション「GROUND」に、最初期からブランドを象徴するパッチワークパターンでデザインされた3型のコラボレーションマスクと、無地の1型がスタイリングされた。

ブランド名にある「リアル」と「アンリアル」、あるいは、ロゴに潜むAとZのように、対極的な存在をコレクションを通じて見つめ続けてきた森永はコロナ禍で変容した日常を捉えながら、「ファッションは『日常を変える装置』と言い続けてきたアンリアレイジの考えは、見直しを迫れました。これまでの日常が非日常になったことから、ファッションは『日常を取り戻す装置』と位置付ける必要があります。それを体現する一つの手段がマスクをファッションの日常に確立させることだと感じています」とコメントを残した。

パンデミック以降のマスクは、これまで以上に日常生活に浸透し、心身の健康に大きく寄与している。が、PITTA MASKは、「かつて医療器具であった眼鏡のように、マスクは本当のファッションになれるか」という理念を創設当社から打ち出し、新ポリウレタン素材を用いたシャープなデザインで、マスク文化とファッションカルチャーの融和を牽引してきた。この未来志向のステイトメントが、ファッションデザイナーとの共作の可能性を拓いているのだ。

「異なる色同士を垣根を超えて、一つ一つパッチワークでつなぐ。それはアンリアレイジにとって、失われていく日常をつなぎとめる行為であり、切り裂かれていく日常を縫い合わせる意味である。その行為と意味を重ね合わせて完成したパッチワークマスクは、人を覆い、人を守る」と、森永は語った。

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  • Text : Tatsuya Yamaguchi
  • Photo : Shun Okamoto

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