NEW GENERATIONS vol.22 - FUMINO|Singer-songwriter



jacket ¥30,800・jumper ¥36,500 / BOCBOK (PR01.TOKYO 03-5774-1408), vest ¥38,500・padded skirt ¥28,600 / ISA BOULDER (BOW INC 03-6427-1590), pants ¥38,000 / UOOYAA (PR01.TOKYO 03-5774-1408), loafer ¥24,200 / SIILON (info@siilon.com)




top ¥51,700 / ISA BOULDER (BOW INC 03-6427-1590), skirt ¥124,300 / ROLF EKROTH (BOW INC 03-6427-1590), boots ¥133,100 / ADIEU (BOW INC 03-6427-1590), Other stylist's own


down jacket ¥68,200 / MIKIOSAKABE (https://mikiosakabe.shop/), pants ¥44,000 / HOUGA (info@houga.jp), sneaker ¥24,200 / Salomon (050-1720-4849)
歌うということは常にベースにありました
― ふみのさんは、どんな幼少期を過ごしてきましたか?
幼少期はいろいろな習い事をやっていました。まず3歳ぐらいのときからピアノをやっていました。
― 物心つくかつかないかのタイミングですね。記憶は?
あります。泣きながらやっていました(笑)。あとは、赤ちゃんスイミング、バレエもやっていて。小学校では野球をやっていました。
― 『favorite song』のMVの最後にキャッチボールをしていて、上手だなと思ったんですよね。
本当ですか?
― ショートバウンドを処理していてすごいなと。
キャッチャーをやっていたので。あとは、小2ぐらいからギターも始めて。いろんなことに興味がある子でした。
― なにがすごいって、ほとんどの習い事が今に活きていますよね。
そうですね。良かったなと。
― 活発なタイプだったのでしょうか?
そうですね。スポーツが好きです。中学時代は部活でバドミントンもやっていて、自主練もたくさんしていましたよ。
― 朝練に行って。
夜も隣の家の子とずっとやって。
― 青春ですね。高校でも続けていたのでしょうか?
高校では軽音部に入りました。中学に軽音部があれば、軽音部に入っていたと思います。ギターはずっとやっていたので。
― 音楽に夢中になったのは、ギターの習い事がきっかけですか?
まず、ディズニー・チャンネルが大好きで。ディズニー・チャンネルで放送されるドラマの主人公は、歌ったりギターを演奏したりするキャラクターであることが多いんです。私はその影響でギターを始めて、それからですね。
― 自分もそうなりたいという憧れが?
ずっとありました。小学生の卒業アルバムなどでも、将来の夢はいつも歌う人になりたいと書いていました。
― 今に至るまでずっと、歌手として生きていきたいという気持ちを抱き続けていたんですね。同じ夢を見続けることは、本当に難しいことだと思います。
あれもやりたい、これもやりたいという好奇心はいろいろあっても、歌うということは常にベースにありました。
― そして2024年には、BMSG×ちゃんみなが手掛けたガールズグループオーディションプロジェクト「No No Girls」に応募し、世界各国7,000通超の応募からファイナリストに。
オーディション参加前は歌う人になりたいという思いだけがあって、どんなアーティストになりたいかということまでは考えていなかったんですけど、そんなときに「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せててください」という応募メッセージを見て、ここだと直感しました。
― オーディションではすべてが特別な瞬間だったと思いますが、今あらためて振り返ってとくに記憶に残っていることはなんですか?
レッスンが終わったらいつも、みんなでお弁当を食べて、語り合ってから帰る流れがあって。そういうことも含めて、全部が楽しかったです。
― オーディションを経て、ご自身の成長を感じた瞬間はありましたか?
ありがたいことにデビューしてからステージに立たせていただく機会も多いんですけど、オーディションの最終審査では約2万人の前でパフォーマンスをさせていただいたので、度胸はついたのかなと思います。
― 今は音楽をやることの魅力をどのように感じていますか?
曲のテーマにすごく感情移入しながら歌うので、歌い終わったあとに元の自分に戻る瞬間が独特で面白いなって。それはずっと思っています。
― サウナでととのうみたいな感じ?
そうです(笑)。
― 作っているときよりも、プレイしているときのほうが楽しい?
ライブはやっぱり楽しいですね。でも楽曲制作にもライブとはまた違った楽しさがあって、自分と向き合う時間が必ず必要だったりするので、制作作業も同じくらい面白いなと思います。
― ご自身の中で理想とするアーティスト像はありますか?
曲を聴いて「これ、ふみのの曲だったんだ」と思ってもらえるような、良い意味で期待を裏切るアーティストになりたいですし、そんな楽曲をとにかくたくさん作りたいと思っています。
一番意識しているのは、やりたいことをやるっていうこと
― ご自身の強みはどんな部分だと思いますか?
ありのまま活動できているところです。
よく友人が私が出演したラジオなどの感想をくれるのですが、「本当にそのままだよね」と言われます。強みかどうか現時点では分からないですが、そんな感想が嬉しいですし、等身大の姿のまま、この先も活動を続けて行きたいと思っています。
― どんなときでも自分らしくあることは素敵ですが、本当に難しいことだとも思います。そのために意識していることはありますか?
お仕事も、音楽も、なんでも楽しむことは意識しています。
― でも、しんどいことや、やらなきゃいけないこと、なかなか楽しめないこともありますよね。そういう場合はどう立ち向かっているのでしょう?
そもそもネガティブなことを感じにくい方なんですけど、それでもやっぱりいろいろな意見をいただくこともあります。落ち込んでしまいそうな意見は、見ない、聞かない。あとはステージに立って成功できたら、もう全部忘れます。それでチャラ。
― その気持ち大事ですね。では、弱みは?
めっちゃ優柔不断。何が食べたいかとか、どんな服を着たいかとか、何も決められないんです。幼馴染にも同じくらい優柔不断な人がいて、2人で遊ぶときは1時間くらい話しても何も決まらなくて、マジで大変です。
― 2026年1月11日には「ふみの」として、セルフプロデュース型アーティストに特化した新レーベル「NO LABEL ARTISTS」からデビューされましたが、セルフプロデュースで優柔不断だと苦労しそうです。
はい。でも最近は、音楽のことに関しては決められるようになってきました。
― きっとジャッジすることだらけで大変だと思いますが、セルフプロデュースであることのやりがいをどのように捉えていますか?
責任が大きいぶん、達成感も大きいじゃないですか。最初は責任の重さばかりを感じていましたが、最近は慣れてきて、自分で決められることが嬉しいと考えられるようになったし、いまの状況をもっと楽しめるようになりました。ありがたいなと思っています。
― これまでに、ちゃんみなさんが書き下ろした『favorite song』、ご自身で作詞作曲を手掛けた『ホットライン』をリリース。そして今回3rdシングルとして、初の書き下ろし&ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3」主題歌となる『よくあるはなし』をリリースされます。ふみのさんらしさはありながら、表現者としての幅が感じられる3作品ですよね。
一番意識しているのは、やりたいことをやるっていうこと。『favorite song』のときは制作時期にロックにはまっていたのでロック調の楽曲を選択しましたし、『ホットライン』のときは大切な人に向けた自分の曲をアコースティックアレンジでやりたくて。
今回の『よくあるはなし』はドラマのタイアップなのでドラマの世界観に寄り添いつつ、そこに私らしさも加えたいなと思って作りました。
― 自分自身がやりたいことを大切にするほうが気持ちも乗りますよね。『よくあるはなし』はどんな思いを込めて作った曲でしょうか?
ドラマをシーズン1・2、全話2回ずつぐらい観て思ったのが、人を救うためだったり、復讐するためだったり、誰かを思って犯してしまう事件が多い印象がありました。愛のためにやっているのに、その愛のせいで誰かや自分を犠牲にしてしまう。
被害者か、被害者の家族か、加害者か、いったい誰が幸せになっているのかって、それぞれの目線ですごく考えちゃって。善と悪の境界が揺れる瞬間が興味深いなと思ったので、それをテーマに書きました。
― 『よくあるはなし』というタイトルが面白いなと思いました。
善と悪の境界が揺れる瞬間って、誰にでもあると思うんです。たとえばすごく好きなんだけど自分がどんどん傷ついていっちゃう恋愛で、友だちから別れなよって言われたときに、別れられる人って少ないですよね。
自分も含めて常に最善の選択ができないことは、どこにでもありふれているっていう意味で『よくあるはなし』とつけました。
― ドラマ的な事件だと“とくべつなはなし”なのかなと思いますが、愛の話で考えるとたしかに誰にでもありうるなと思えます。ひとりひとりのエゴが重なり合うと、どこかにしわ寄せが来てしまう。しかもそれが愛ゆえにってなると切ないですね。
そうなんですよね。
いろんな人と関わって、いろんな気持ちを知って、いろんな曲を書きたい
― プライベートについてもお聞かせください。オフはどのように過ごしていますか?
友だちと遊ぶか、家でずっと漫画を読むかの二択ですね。
― 極端。漫画が好きなんですか?
大好きです。
― イチオシの漫画は?
今読んでいるのは『転生幼女は前世で助けた精霊たちに懐かれる』。
― 異世界転生系ですかね。そのジャンルの作品、めっちゃありますよね?
めっちゃあります。全部読んでいるぐらい読んでいます。何言われてもわかる自信がある。
― ファッションは好きですか?
古着が好きです。地方のリサイクルショップに行って探してみたり。ジーンズが好きで、たくさん集めています。
― 美容のために心がけていることはありますか?
ちゃんとメイクを落としてから寝るってことですね。
― 睡眠時間はしっかりとれていますか?
はい。でも、夜に曲を作りたいので……。夜の方がテンションが上がってアイディアが出てくるんです。ギターをベッドの横に置いてあるので毎日寝る前に触って、出てくるならすぐやる、出てこないなら置いて寝る、というルーティンですね。
― 見た目だけでなく、ふみのさんが美しいなと思うのはどんな人でしょう?
即決できる人は魅力的だなと思います。一切迷わない人っているじゃないですか。ちゃんみなさんも、よく即決される場面を見るのですごいなと思うし、憧れますね。
あとはいつも強い感じでいる人が、私といるときだけちょっと弱さを見せてくれたときは、美しいなって思います。
― 最後に今後のビジョンについてお聞かせください。これから年を重ねて、どんな大人になりたいですか? そもそも今の自分はもう大人だと思いますか?
まだ子どもですね。幸せだって堂々と言える大人になりたいですね。
― いいですね。アーティストとしての目標は?
今は曲作りに力を入れているんですが、そんな毎日が本当に楽しいんです。『ホットライン』をリリースして、自分が作った曲をいろんな人がいろんな受け取り方をしてくれることが本当に新鮮で。
だからもっといろんな人と関わって、いろんな気持ちを知って、いろんな曲を書きたい。聴いてくれる人が、悲しいときはこの曲、眠いときはこの曲、何も決められないときはこの曲というふうに、どんな感情のときも私の楽曲が寄り添えるようにたくさんの曲を作り続けていきたいです。

Profile _ ふみの
BMSG×ちゃんみなが手がけたガールズグループオーディション「No No Girls」に参加し、約7,000人の応募者の中から最終選考まで進出したファイナリスト10名の一人。静謐な弾き語りから躍動感あふれるバンドサウンドまで、自由自在にその世界観を展開するシンガーソングライター。
2026年1月11日、活動名を「ふみの」とし、ちゃんみなが主宰するセルフプロデュース型レーベル「NO LABEL ARTISTS」の第一弾アーティストとしてデビュー。デビュー曲「favorite song」はBillboard JAPAN “JAPAN Hot 100”で9位を記録し、ミュージックビデオは公開20時間で100万回再生を突破するなど、“デビュー直後としては異例”の注目を集めた。
続く3月13日には、自身初の作詞・作曲による2ndシングル「ホットライン」をリリース。ちゃんみなから贈られた「favorite song」でのデビューを経て、本作でシンガーソングライターとしての新たな一歩を提示した。
さらに、3rdシングル「よくあるはなし」では、テレビ朝日系木曜ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』の主題歌を担当。自身初の書き下ろし楽曲かつドラマ主題歌として、また新たなフェーズへと進む。
Instagram X
Information
ふみの『よくあるはなし』
- Photography : Kyohei Hattori
- Styling : Miri Wada
- Hair&Make-up : Moe Hikida
- Edit&Text : Yusuke Takayama(QUI)
- Produce : Shun Okabe(QUI)